こんにちは!東大経済学部のM.K.です。みなさん二次試験おつかれさまでした。
今はもうとにかく「合格かどうか」が気になって仕方ないですよね。また合格を信じながら、その気持ちを一旦抑えて後期試験の勉強をしている人もいると思います。
でももう一つ大事なのは「いざ合格したらどうなるのか」です。今そんなこと考える気になれないよ!という人もいるかもしれませんが、実は今だからこそ知っておいてほしいんです。さあ合格したぞ!となってからはすごく慌ただしいので、合格後をちょっとだけでもシミュレーションしておくことは自分を大いに助けることになります。あんまり先々のこと考えたくないんだけどなぁ、そんな気持ちを一回脇に置いてこのブログを読んでほしいです。
大切なことなので2度言います、合格後をちょっとだけでもシミュレーションしておくことは自分を大いに助けることになります!
合格発表の前に
東大の受験本番で力を出し切ったと思いますが、みなさんには合格発表の前にやっておくべきことがあります。それは試験終了後に渡された書類一式、特に「入学手続要領」を読み込んでおくことです。
この後に書きますが、合格後にやるべきことがたくさんあって、それぞれに期日があります。慌てるとミスやモレのもとになります。重大なミスだとせっかくの合格が水の泡になる可能性さえあります。だからこそ「入学手続要領」を読み込んでおきましょう!
「東大」と「東大生協」
スケジュールの話に入る前にもう一つ、みなさんにお伝えしておきたいことがあります。
それは合格後のスケジュールにおける二つの重要登場人物「東京大学」と「東京大学生協」についてです。私も合格してから知ったのですが、この二つは同じ組織ではないんです。だから「東京大学」への入学手続きと「東京大学生協」への加入手続きは別ですし、それぞれが入学前に必要なイベントを開催しています。
以下では「東大」や「大学」と出てきたら東京大学のこと、「生協」と出てきたら東京大学生協の話なんだなと思って読み進めてください。このブログに限らず、この二つをごっちゃにしないように気をつけてくださいね。
合格発表と入学手続き
3月10日が運命の合格発表です。
当日は12時ごろに東京大学のウェブサイトに合格者の受験番号が掲載されます。ただし12時にみんなが一斉にアクセスするので繋がりにくくなってしまいます。私も12時から携帯で接続を試み続け、見られたのは30分後ぐらいでした。ですから焦らずアクセスできるのを待ちましょう。
合格したら思いっきり喜びたいところですが、ミスの許されない手続きがすぐにあります。大学への合格者情報登録と入学手続書類の提出です。入学手続書類には入学金の振込も必要です。これが期限が短く、慌ただしいです。募集要項と入学手続要項を入念にチェックしながら、早めにやりましょう。
特に今年のみなさんは暦の関係で、入学手続書類の必着が15日の月曜日なんです。つまり前日や前々日は近くの銀行や郵便局が閉まっている可能性があります。12日の金曜日までに終えてしまえるとベストですかね。
さらに、この合格発表直後に卒業式の予行演習・本番がある人も多いと思います。体調に気をつけて、思い出に残る式にしてください。ちなみに私は予行演習で体が冷えてしまい、卒業式本番に吐き気と腹痛に耐えながら出席した苦い思い出があります(苦笑)
入学準備説明会と生協手続日
合格発表の10日から21日にかけて、生協の入学準備説明会というものが開かれます。入学準備と学生生活の話をギュッとまとめた「全体説明会」と、私たち学生スタッフと個別でお話しできる「個別相談」などがあって、大学生活のことが全然想像つかなくてもこれに参加すれば一通りの情報を得て、心配なところも解消することができます。
私も大学生というものがそもそもよくわからない状態でこの説明会に参加して「大学に登校するのは私服なんですよね?」とかあれこれ聞きまくった記憶があります。
今年の入学準備説明会は全てオンラインで、予約制です。東大生協の受験生新入生応援サイトというところから予約できますので、卒業式とかがない日を選んで必ず参加してくださいね!
もう一つ、生協手続日というものもあります。生協の組合員証というものを発行したりします。こちらはオンラインではなく、東大駒場キャンパスに直接行きます。3月26日、29日、30日のどれか一日を選んで行ってください。
文系のみなさんは二次試験の会場だったキャンパスです。理系のみなさんの中には初めて駒場キャンパスに行く人もいるかもしれません。行き方を確認しておきましょう。
ほとんどの人が京王井の頭線の駒場東大前駅を利用するんじゃないかなと思います。
車両の色が8種類ありますので、初めての人はお楽しみに。
諸手続きと学部ガイダンス
合格発表直後に大学への手続きをしましたが、3月下旬になって大学の重要なイベントがもう二つあります。
一つは「諸手続き」で、理系は3月26日、文系は3月29日です。これも駒場キャンパスで行われます。
東大生になるために絶対に受けなければならない手続きですから、必ず行ってください。
学籍というものを登録したり、授業を受けるために必要な手引など、重要な書類をひたすら提出したり受け取ったりします。全部で2時間ぐらい、ひたすら歩き回って書類のやりとりという感じです。
もう一つは「学部ガイダンス」で、理系は3月30日、文系は3月31日です。こちらはオンラインになる予定ですが、大学からの案内を必ず確認してください。
諸手続きとはうって変わって、この学部ガイダンスは基本的に教養学部の職員からの説明をずっと聞きます。授業をどうやって受けなければならないのか、学生生活でどんなことに気を付けなければならないのかなど、どれも重要です。
3つのポイント
こんなに長々と書いてきましたが、これが3月31日までのことです。忙しすぎですよね(苦笑)
私もめちゃくちゃ飛ぶように時間が過ぎていった記憶があります。そんな日々を乗り切る3つのポイントをお伝えして、このブログを終わりたいと思います。
1つ、書類は「大事そうか」を勝手に判断せず、全部きっちり読みましょう。
2つ、物とお金の準備は早め早めに。特に保護者の協力が必要なことは早めに伝えましょう。
3つ、体調に気をつけて、忙しい中でも睡眠をしっかりとりましょう。
最後に、どうかこれを読んでくれたみなさんが合格して、ここに書いた忙しい日々が現実になりますように。