こんにちは、K.H.です。
前回の記事でS.T.氏が、普段の授業におけるMacBookの使い方を説明してくれました。
今回私からは、サークルやアルバイトなどの場面で、どのようにパソコンを使っているかをご紹介します!
Macは元祖クリエイターPC!
そもそも、「駒場モデルパソコン」としてお勧めしているMacは伝統的に、画像や映像、音声等を扱うクリエイティブワークに強いコンピュータとして知られていました。
図版入りの論文を書く際にも便利であることから、多くの研究者に愛用されてきた歴史もあります。
今でも画像などの表現においてMacは優位性を保っています。
MacBookシリーズは一般的なWindowsノートパソコンに比べて高品質なディスプレイを搭載しており、より広い色域を、より高精細に表示することができるのです。
色鮮やかな印刷物を作るような仕事をしようと思ったら、仕事道具として適切なのはMacです(普通のWindows PCでは正確な色を表現できない可能性がある)。
え?「それはプロのデザイナーの話でしょ。学生にそんな機能は関係ない」ですって?
いやいや、デザインや動画編集はあなたが思うよりずっと、東大生にとって身近な営みです。
サークルの宣伝や五月祭の出し物。
こういった場面では、プロ並みの立て看板、チラシ、動画を学生が作っているということが珍しくありません。
MacBook一台あれば、業者に頼んだかのような作品をあなたの手で作ることができるわけです!
私は実際に、合唱団(厳密にはサークルではなく部活)や東大生協(サークルではなくバイト)のデザイナーとして色々な作品を製作してきました。
ここからは、私がこれまでに自分のパソコンで作った印刷物や動画を実際にご覧に入れます。
私(と私のパソコン)の履歴書
立て看板
チラシ・パンフレット・チケット等
動画
どうやって技術を修得するか?
私が自分の手で作ってきた作品の一部をお見せいたしました。
読者の皆さんの中には、こんなことを思われる方もいるかもしれません。
「こういう技術は、一体どこで修得するのか...?」
私からの回答は、「とりあえずググること」です。
「やりたいこと」が目の前にあったとき(たとえば、「サークルの紹介動画を作りたい」「動画の音声をクリアにしたい」)、その内容を検索バーに打ち込めば(たとえば、「動画編集 無料 Mac」「音声 ノイズ 除去 無料」)、同じ道を通ってきた先人たちの遺産がすぐに手に入ります。
私はほとんどの技術を、このようにして手に入れました(それも無料で!)。
もう一つの手段は、書店で解説本を探してみることです。
生協の駒場書籍部でも、創作活動のための書籍は数多く陳列されています。
重要なのは、コンピュータを使った創作活動は何も専門の学校に通い、専門の会社に勤める、専門のクリエイターだけのものではないということです。
創作の世界は、興味と意欲を持つすべての人に開かれています。
皆さんも折角良いコンピュータを手にするのですから、ただ「学生らしく」レポートを書いたりプレゼンを作ったりするばかりでなく、自らの可能性を切り拓くクリエイティブワークに積極的に挑戦していただきたいと思います。