こんにちは、文科三類2年のK.T.です。
二次試験が迫る中、最後の最後に追い込みをかけているでしょう。
今回は、二次試験で忘れてはいけない、持ち物と試験会場について解説したので、ぜひ参考にしてください!
持ち物は前日に!
まず、二次試験に持って行く荷物は前日のうちに準備を終わらせましょう。
受験宿泊する方は、その出発の前日です。
二次試験へ挑むみなさんの手元には、大学側が出している「受験者心得」のPDFがあるはずです。
今年度の受験生でない私は入手できませんでしたが、必ず受験者心得に目を通して、持ち物を揃えましょう。
受験票各種
最も大事になるのは「二次試験受験票」「共通テスト受験票」の2つです。
二次試験受験票はウェブ出願システムからダウンロードして、印刷までご自分の手で行なってください。
これらがなくてはキャンパスに入ることもできません。
当日は門の前で提示を求められるので、さっと取り出せるようにしておくと良いでしょう。
筆記用具
当たり前のことですが、筆記用具は忘れないでくださいね。
忘れたとしても、コンビニで調達するなり、周りに借りるなりの方法はあると思います。
ですが、そんなことで心の平静を失ったまま試験に臨むのはもったいないです。
大事なのは「いつも通り」でいること。
「明日は試験だから新しいペンを下ろすか!」というようなことは避け、手に馴染んだ道具とともに頑張ってください。
時計
問題を解くペース配分を確かめるため、時計は必須アイテムです。
東大の教室には時計がない部屋も多い上、試験時にはたいていが取り払われます。
試験教室に時計があることは期待せず、必ず時計を持っていきましょう。
定番の注意喚起ですが、スマートウォッチの類や音が鳴るタイプの時計は机に出しておけません。
万が一にも指摘されないよう、シンプルめの時計をおすすめします。
マスク
今年の受験は、数年前に比べればコロナウイルスの影響は少ないと思います。
しかし、冬にインフルエンザや風邪が流行するのは変わりません。
マスクは自身の感染予防だけでなく、周りにうつさない、という効果にも優れたアイテムです。
当日自分が咳をしていたら、周りの受験生はきっといい気持ちがしませんよね。
でも、せめてマスクをしていたら、周りの人が心情的に楽になるのは確かです。
逆に周りで咳をしている人がいる場合にも同じことが言えるでしょう。
自分はマスクで最大限の予防はしているから、もうできることはない!と割り切って試験に取り組めるはずです。
受験は個人戦、と言われることもありますが、周りへの気遣いも忘れないようにしたいですね。
ティッシュ・ハンカチ
小学生の遠足かい!と鬱陶しくなってきたかもしれませんが、大切なことです。
トイレで「ハンカチ忘れた!」と気付く動揺も、「鼻かみたいけどティッシュないから我慢...」という苦しさも、誰もが経験あると思います。
いつもなら大丈夫でも、試験では命取りになるかもしれません。
ちょっとでも集中を乱すような可能性は全て潰しておいてください。
私が受験生の時、ある大学の試験中に鼻血が出て、本当に、ほんっとうに焦ったことがあります。
残り時間に焦る中で鼻の奥から「ツーー」と垂れてくるあの感覚は、頭が真っ白になりますので、みなさんもティッシュは用意しておきましょう。
防寒具
試験日の季節は毎年寒いです。
外だけではなく、教室内も寒いかもしれない、と想定して防寒具を持っていくと良いでしょう。
どんな教室で受けるかは当日まで分かりませんが、どの部屋でも暖房の効き具合は未知数です。
着脱できるような上着を着て行ったり、冷えた指先を温めるためにカイロを持って行ったりするのがおすすめです。
ただ決して忘れないで欲しいのが、試験に影響が出るような場合は、無理に自分で対応するのではなく、試験官に申し出てほしい、ということです。
ここだけの話、試験官は東大の関係者(教員や職員)であり、決して鬼ではありません。
みんな優しい方ですので積極的に頼りましょう。
昼食
触れるのがだいぶ後ろになってしまいましたが、昼食も大事です。
正直、お昼休み中にどこかに買いに行ったり食べに行くのはできないと思った方がよいです。
食べ慣れていて、体に負担にならないようなものをあらかじめ用意しましょう。
これも「いつもどおり」ですね。
まさか試験当日に起こらないとは思いますが、食べると眠くなってしまう、という方はしっかり対策を練りましょう。
2024-19 入試直前の体調管理法(二次試験前)の記事を参考にしてみてください。
勉強グッズ
最後に、試験開始のギリギリまで勉強するためのグッズについてです。
「もう完璧だ!当日は何も見なくていい!」という豪快な方は大丈夫ですが、多くの人が直前まで見直しを行いたいと思うでしょう。
これはみなさんの好み、勉強方法次第ですが、私は最後まで見ることで成果が上がる暗記系を持っていきました。
ちなみに、試験2日目が終了したあとは順次退出の指示がかかるまで暇な時間があります。
教室ごとの移動なので、場所によってはなんと1時間ほど待つ可能性があるのです!
始まる前から終わった後の想定など苦しいかもしれませんが、暇つぶしグッズを持って行ってもいいと思いますよ。
2日目が終わったあとで暇をつぶせるものが英単語帳しかないのも悲しいですしね。
以上、私がおすすめする持ち物たちになります。
必ず前日に準備し、当日の朝には慌てず出発できるようにしましょう!
東大キャンパス、どんな感じ
残りはおまけです。
中には下見でキャンパスに入ったことのある方もいるかもしれませんが、多くの方は試験当日に初めてキャンパスを訪れるかと思います。
ここでは試験会場となる2つのキャンパスについて、役に立つか怪しいラインではありますが、お伝えしましょう。
文系 ー 駒場キャンパス
文系試験会場となる駒場キャンパスは、主に1、2年生の東大生が過ごす場所です。
かなり広いですが、試験日はエリアが制限され、どこまでも入れるわけではありません。
歴史を感じる建物だらけ、というわけではないし、高さもせいぜい3階建てまでが多いので、そこまで圧迫感はないでしょう。
最寄駅は駒場東大前(京王井の頭線)です。東口と西口があり、きちんと東口から降りさえすれば、迷うことは絶対にありません。
目の前が正門ですから。
当日は受験生でホームが溢れるので、いかにも受験生な人の群れに紛れていけば大体問題ないです。
間違っても西口から出ないように!
だいぶ遠回りになる上、土地勘がなければ迷子になるので気をつけましょう。
理系 ー 本郷キャンパス
理系試験会場の本郷キャンパスは、3年生以上の東大生が日々学んでいます。
駒場よりも広く、入場門も複数にわたるので、自分がどこから入る指定を受けているか、確認が必要です。
歴史を感じる渋い建物も多く、高くそびえたつ様に圧倒されるかもしれません。
とはいえ、怯える必要はありませんよ。
キャンパス全体など無視して、自分が試験を受ける建物の、自分が入る部屋だけを見ていればいいのです。
最寄駅は東大前(東京メトロ南北線)、本郷三丁目(東京メトロ丸の内線・都営地下鉄大江戸線)、根津駅(東京メトロ千代田線)などなど、たくさんの行き方があります。
どこの門から自分がキャンパスに入るのかとルート次第で適切な駅を選択しましょう。
あまりに駅と入場門が離れていると、迷う可能性があります。
不安・緊張でいっぱいのあなたへ
入試まであと数日、不安と緊張に押しつぶされそうになっているかと思います。
なんだか浮わついて勉強が手につかない、といった方もいるでしょう。
実は、その気持ちこそが、みなさんの頑張りの証です。
ここまで頑張ってきたみなさんなら、きっとうまくいきます!
少しでもみなさんのお役に立てるよう、今読みたい記事たちをピックアップしたので、まだ読んでいない方はぜひご確認ください。
二次試験当日の流れについて
前日・当日の過ごし方
最後まで、体調管理を!
みなさまのご健闘をお祈りしています!
お知らせ
★2月24・25・26日に、駒場Ⅱキャンパスにて保護者説明会を実施します!
概要や来場予約はこちらのページからご確認ください!
東大生協では、受験生・保護者のみなさまをサポートすべく、さまざまなサービスやイベントを展開しています。
詳細はこちらのページからご覧ください!
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次回は【2/28】二次試験〜合格発表までの過ごし方をお届けします!