こんにちは!理科一類2年のY.H.です。
受験まで3週間を切り、いよいよ直前と言われる時期です。
受験生の中には併願校の受験が始まっている方もいるでしょう。
そんなこの時期、一番大事なことはなんでしょうか?
それは間違いなく、体調管理です!
今日は受験期の体調管理について、私自身の経験も交えながら書かせていただきます。
体調管理の重要性
皆さんの中には、もしかすると、勉強が忙しく体調管理のことなど気にしている余裕などない、という人もいるかもしれません。
確かに受験期には、多少無理をして時には夜遅くまで机に向かうということも必要かもしれませんが、もうそういう時期は終わった、ということを強く自覚してください!
いまから無理な追い込みをして、当日体調が万全でなく集中できなければ、元も子もありません。
当然ですが東大入試は共通テストよりも難易度が高く、万全のコンディションで迎えることが何よりも重要です。
体調管理として自分は何をすべきなのか、ぜひ勉強の合間でいいので考えてみましょう!
具体的な体調管理法
ここからは具体的に、体調管理で気をつけるべきことについて、受験期に体の不調でかなり苦しんだ私の体験も交えながら紹介していきます。
お腹の不調について
私は共通テスト2週間前の1月2日、突然お腹をこわしてしまいました。
すぐ治るだろうと思っていたのですが、結局これは受験が終わるまで治らなかったので、ストレスによるものだと思われます。
まず、受験期はこのようなストレスによる理由などで、人によってはお腹を壊しやすくなることを認識しておきましょう。
ですので、極力油ものは避けるなど、胃に負担をかけないことが重要です。
また、試験の前後には積極的にトイレに行くようにしましょう。
試験会場の建物の中のトイレは数が少なく、人が集中する休み時間は混雑してしまう場合が多いので、外にある仮設トイレの場所も確認しておくといいでしょう。
もし休み時間の間にトイレに行くことが出来なかった場合、問題配布後でも申し出れば行くことができると思います。
東大入試は問題配布後に時間がありますので、それも覚えておきましょう。
また万が一試験中にトイレに行きたくなった場合も、我慢は禁物です。
つい貴重な試験時間を無駄にしてはいけないと思ってしまうと思いますが、我慢している間ずっと集中できないくらいならば行ってしまった方が良いと思います。
私も、共通テスト化学中に猛烈にトイレに行きたくなってしまったことを覚えています。
はじめは時間がもったいないと思い我慢していたのですが、結局最終的に我慢できず行くことにしました。
そうなるくらいなら、はじめから行っておけばよかったと後悔しました。
眠気対策
眠気は、入試の最大の敵ともいえます。
私は受験生時代、ずっと眠気に悩まされていました。
模試などでは、お昼後の科目では眠過ぎて集中できなくなってしまっていました。
そこでまず、食事を見直しました。
昼ごはんに一気に炭水化物を食べるとどうしても眠くなってしまいます。
そこで昼ごはんは、たっぷりのサラダを食べてから、小さめのおにぎりを食べるようにしました。
その分、昼休み以外の休み時間にも、小さめのおにぎりを食べるようにしました。
これにより、血糖値の急激な上昇を抑えながら、こまめにエネルギーを補給できるようになり、眠気はかなり改善しました。
また、どうしても眠くなってしまったときのために、エナジードリンクなどを試験会場に持参してカフェインをとれるようにしていました。
ただ、カフェインをとる際は絶対に気をつけなければならないことがあります。それが「利尿作用」です。カフェインにより腎臓の血流が促進され、体内の水分が尿として排出されやすくなることがあります。
私自身、共通テストの化学の試験中にどうしてもトイレに行きたくなってしまったと書きましたが、それは眠気対策でカフェインを過剰に摂取してしまっていたためでした。
カフェインを摂る場合も、必ずあらかじめ、量などは考えておくようにしましょう。
また私の場合、そのような対策をしていても、共通テスト最後の科目だった物理ではあまりの疲れで眠気に全く逆らえず、後半30分はほとんど爆睡してしまいました。
入試本番ともなると、自分で思っている以上に疲れが蓄積しています。
そのことをしっかり理解し、直前期は極力疲れは溜めないように生活することが重要です。
外にも出よう!
直前期はどうしても、家にこもって最後の追い込みをする、という人もいるかもしれません。
しかし、ずっと家で勉強していると思っている以上に体力が落ちてしまい、受験本番に影響してしまうリスクがあります。
みなさんご存知の通り、何時間にも渡る科目を1日に複数も受けるのにはとてつもない体力が必要です。
少なくとも、それまでより極端に外に出る機会を減らしてしまうと、体力の低下は著しいと思います。
もちろん感染症を避けるため人混みには行かない方がいいですが、散歩など積極的に外に出るようにしましょう!
精神面でも、ずっと家にこもっていると気分が下がってしまうかと思います。
外に出て少し日光を浴びるだけで、元気がでることもあるでしょう。
私の場合はたまに、少し遠くのカフェに行って勉強をしていました。
本郷三丁目のカフェに行ったついでに、キャンパス周りを散歩してモチベーションにしたりもしていました。とても良い気分転換になりましたよ!
花粉症
花粉症の自覚がある方は、症状がひどいと勉強に支障をきたしてしまいますので、早急に対策を考えておきましょう。
今年はまだという方でも、突然症状は始まってしまいます。ちょうど受験のある2月は、スギ花粉の散布が急増する時期です。
私の場合は花粉症の症状が相当酷く、薬を飲み忘れてしまった日は全く勉強に集中できないほどでした。
対策として薬を飲む人も多いかと思いますが、薬にも合う合わないがあり、体調や集中力に影響を及ぼしうるので、飲み慣れてない薬などを飲む際はそのことにも注意しましょう。
また、花粉症は、突然発症することもあります。
自分は大丈夫、という方でも油断は大敵ですので、少しでも疑いのある症状が出た場合は、早めに対処をしましょう。
私の場合は、高2の冬に花粉症でとても苦労したのがあり万全の対策をしていたのと、受験した年の花粉散布量が少なかったこともあり、大きく苦しむことはありませんでした。
花粉症の症状は年によって大きく変わる方も多いと思いますので、体調管理の一環として注意しておくことが重要です。
ベストコンディションでないことに焦らない
私の家族は、受験4日前ほどにインフルエンザにかかってしまいました。
私は当時から都内に住んでおり、ホテルに泊まる予定はなかったのですが、隔離のためにホテルに泊まりました。
また、ここまで書いてきたように、私は体調面で苦しむことがとても多かったです。
そんな自分でも無事東大に合格し、いまこうして東大受験生向けに体調管理についての記事を書くことができています。
そもそも、受験勉強で心身ともに過度な負担がかかっている状態で、入試本番にベストコンディションで挑める人などほとんど皆無です。
ですので、もし今の時点でコンディションが悪かったとしても、焦る必要はありません。
今できる体調管理に取り組み、少しでもいい状況で本番に挑めるようにすればいいのです。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
体調管理がいかに重要であるか、そして具体的にはどのようなリスクがあり、どのように気をつけるべきかについて、少しでも皆さんに有益な情報を提供できていれば幸いです。
また、以下の記事は共通テストに向けた体調管理法について書いたものですが、参考になる部分も多いと思いますので、ぜひ合わせてご覧ください。
それでは受験本番まであと少しですが、皆さんの健闘をお祈りしています!
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