はじめに
皆さんこんにちは!文科三類1年、4月から2年のY.A.と申します。
いよいよ二次試験本番が迫って参りましたが、いかがお過ごしでしょうか。
まずは推薦入試で合格されたみなさん、おめでとうございます。
これから新生活の準備で忙しくなるかと思われますが、体に気を付けてお過ごしください。
そして、第一段階合格のみなさん、あと一息です。
受験生の皆さんは二次試験に向けた勉強に集中されていると思います。
しかし、試験前日や試験本番は受験生の皆さんにとって、不安や緊張が一番のピークを迎える時期ですよね。
不安や緊張を取り除けないままでは、本来の実力を出せないまま終わってしまいます。
そこで今回は、自分の実力をすべて出し切るために二次試験前日と当日をどのように過ごしたかをお伝えします!
このブログが、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
本番を万全な状態で迎えるための前日までの過ごし方
まずは、二次試験前日までの過ごし方について私の体験談を主にお伝えします。
私は試験2日前に上京し、その日はあまり勉強をせず普段と違う環境に慣れることを最優先しました。
普段と違う環境で生活するだけでかなりのストレスがかかり、さらに試験前日は不安と緊張からかかるストレスは桁違いなものになるので、想像以上に疲れを感じやすくなります。
疲れが溜まった状態で試験に臨むと、実力を出し切れないまま終わる可能性が高まります。
ですが、2日前に上京するのが難しい方も多いでしょう。
そこで、受験生の皆さんには、私立受験の宿泊などを通して事前に普段と違う環境に慣れる練習を重ねておくことをお勧めします。
そして、普段と違う環境に慣れてきた試験前日は、1日目の国語と数学の試験に向けた対策を行いました。 この時、古文単語や漢文法、数学の公式の意味などの基本事項のみ確認することを心がけました。
前日に長時間勉強をしてしまうと次の日に疲れを残してしまいますし、確認作業中に分からないところが出てきた際に必要以上に焦ってしまいます。
そのため、基本事項のみ確認して「誰でも点を取り切れる問題でミスをしない」状態に仕上げることを意識すると良いでしょう。
また、試験前日にしておくべきことは主に二つあります。
1つ目は、本番の戦略(時間配分や問題を解く順番)を完璧に頭に叩き込むことです。
自分の戦略が曖昧なまま試験に臨んでしまうと、分からない問題が多かったり問題量が想像以上に多かったりするなどの想定外の事態が起きた際に何をすれば良いか分からなくなります。
そうなると、平常心を保てなくなり普段の自分なら得点出来ていた難易度の問題まで落としてしまいかねません。
そこで、事前に本番の戦略を頭に叩き込んでおくことをお勧めします。
どのような問題であっても、「まず何をすべきか」が明確になり、落ち着きを失ってしまう可能性を減らせるからです。
2つ目は、本番の会場の下見を行い、会場までの行き方やトイレの位置を確認することです。
上述の通り、知らない場所に滞在するだけでもかなり体力を使います。
自分が2日間滞在する会場を事前に把握することで、ストレスを減らした状態で試験に臨むことができます。
また、試験当日は駅やトイレが非常に混み合います。
時間に余裕が無いと焦ってしまいますよね。
当日時間に余裕を持って行動できるように、会場までのルートやトイレの位置を把握しておくと良いでしょう。
試験本番の心得~1日目編~
次は、試験本番の過ごし方について紹介します。
会場に向かう際は、勉強をする代わりに好きな音楽を聞いて気持ちを落ち着かせていました。
試験会場に到着すると、受験生を見送る保護者や各予備校の関係者が正門前に大勢集まり、独特の雰囲気が漂っていました。
ですが、「とにかく自分のことだけ考えろ」と言い聞かせて心を落ち着かせました。
試験本番に緊張するのは当たり前です。
皆さんには、緊張がピークに達することを受け入れて自分なりに気持ちを落ち着ける方法を考えて実践するようにしてほしいと願っています。
昼休み中は、音楽を聞くことで周囲の声が聞こえない状態にし、周りの人の話は徹底的に無視しました。
また、文系受験では国語の試験時間が150分と長く体力をかなり使うので、数学の確認はせずに体を休めることに集中しました。
宿に帰った後は、体を休めることを中心に少しだけ2日目の科目の対策を行いました。
社会科目は覚える知識が桁違いに多いので、「自分の記述の癖」と解答作成の手順の確認のみ行い、英語はリスニングや基本単語の確認のみ行いました。
ここで、二次試験中の気持ちの落ち着け方を2つ紹介します。
私は、二次試験が終了するまで受験に関わる言葉を全て頭の中から消し去りました。
合格を意識しすぎると、思い通りに解答が進まない際に「落ちたらどうしよう」という不安に駆られ、頭の中が真っ白になる事態に陥りかねません。
そこで、合格を意識することを止めて目の前の問題を自分の戦略通りに解くことだけに集中しました。
また、私はあまりできなかったのですが、終わったことを絶対に振り返らないようにして欲しいです。
私は、数学で想像以上に手応えを感じたためか宿に帰った後も高揚した気持ちを中々切り替えることができず、その日の夜は前日ほどには眠れませんでした。
皆さんには、試験の手応えに関わらず宿に帰ったらすぐに明日の準備に気持ちを切り替えて欲しいと思います。
試験本番の心得~2日目編~
2日目も1日目と同様に、会場に向かう間は音楽を聞いて気持ちを落ち着かせました。
ここで気を付けて欲しいことがあります。
2日目は、試験独特の雰囲気に少しずつ慣れてくる上に、どうしても「今日で受験が終わる」と想像してしまうため気持ちが緩みやすいです。
ですが、絶対に気を緩めないでほしいです。
試験では過ごし方の差が合否に大きく関わります。
とにかく、自分が立ててきた戦略通りに過ごすことが重要です。
また、試験終了後は分散退出となるため想像以上に待機時間が長く、私は1時間近く待機しました。
しかも、この間は電波を発する機器の使用が認められないので体感時間はさらに長いです。
好きな本や音楽プレイヤーを持参しておくと良いでしょう。
このブログをお読みいただいた受験生の皆さんへ
私自身もそうでしたが、試験を目前に控えて受験生の皆さんは不安や緊張がピークに達していると思います。
ですが、不安になったり緊張したりするのは試験に向けて全力で勉強してきた証です。
自分が出来ることを全て行ってきたからこそ、「本番上手くいかなかったらどうしよう」と不安になるんです。
後は、対策してきたことを対策してきた通りにするだけです。
「自分は出来ることを全てやってきたから大丈夫だ。」と胸を張って試験に臨んでください。
この記事が、受験生の皆さんの二次試験前日・当日の過ごし方に関する不安を少しでも和らげることに役立ったのなら幸いです。
また、理系の受験生の皆さんはこちらの記事も合わせて読んでいただけると幸いです。さらに参考になると思います。
それでは、受験生の皆さん、いってらっしゃい!
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