こんにちは!文科一類1年のR.M.です。
大学受験という人生の重要な局面に直面し、受験生ご本人はもちろんのこと、保護者の皆様も様々な不安を抱えているのではないでしょうか。
今回はそんな皆様が抱える不安を、少しでも解消できるような記事を書きたいと思います。
また、私や私の保護者の体験談をお話しし、他の保護者も不安を抱えていることをお伝えすることで、この記事を読んで下さった保護者の皆様の気持ちが少しでも楽になれば幸いです。
保護者の皆様の中には、「我が子の勉強がうまく進んでいるか不安だ」「我が子に寄り添ってあげたいがどう接して良いかわからない」とお悩みの方もいらっしゃると思います。
そこで今回の記事では、受験生の立場としてはどのように接してほしいのかということも書いていこうと思います。
保護者が持つ不安とは…?
ここからは、保護者の皆様が抱える不安を挙げながら、私や私の保護者の体験談を振り返って話していきます。
①「疑いたくないけど、塾に行っている我が子は本当に勉強できているのかな・・・」
塾での我が子の姿を見ることができない保護者の方は、当然このような不安が頭に浮かんでしまうと思います。
当時、私の家庭は一浪した私と1学年下の弟が同時に大学受験に臨む「ダブル受験」でした。
私の家族は私の弟が塾で勉強できていないと不安に感じていました。
そして弟自身が、塾で自習することが苦手だと家族に伝えたこともあり、直前期は塾に行くことをやめました。
その代わり、家に受験生が2人いることを活用し、弟は塾に行く代わりに家で私と一緒に勉強することにしました。
また、2人の受験科目がほとんど同じだったことも、この「兄弟で勉強」作戦を始めるきっかけの一つになりました。
得点を競ったり、わからないところを教えあったりすることができるので、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
保護者の皆様も、ただ受験生を塾に送り出すのではなく、受験生にとって本当に勉強しやすい環境はどこなのか、受験生と相談しながら考えてみてはいかがでしょうか。
②「漠然とした不安がある・・・」
我が子は志望校合格の夢に向かって一生懸命勉強しているし、成績も上がっている。
でも言葉にできない不安がどうしても残ってしまう、という保護者の方もいらっしゃると思います。
私の母も私たち兄弟が2人とも合格できるか、とても不安だったそうです。
私も弟も万全ではない成績だったので、それも仕方のないことです。
私は共通テストの点数が思っていたより悪く、共通テスト後の東大模試の判定も秋から2段階落としてしまいました。
毎日のように不安な思いを母に相談していました。
弟は第一志望で一度もB判定以上を出したことがないまま受験しようとしていました。
先生から志望校を下げることを提案されても頑なに拒否するような状況だったので、尚更母を不安にさせていたと思います。
母は私の不安や弟の話を聞き、最後まで励ましてくれました。
そして母自身も不安であることを私たちに打ち明けてくれました。
お互いにもう話すことがないほどに話し合いました。
こうして、受験数日前には、私も母も抱えていた不安を話し尽くし、もうやるしかない、といい意味で開き直ることができました。
そして今、私も弟も第一志望の大学に通うことができています。
受験生ご本人も保護者の皆様も、抱えている不安は様々だと思います。
それを忘れようとしたり1人で抱え込んだりするのではなく、お互いに思い切って打ち明けてみることで、解決の糸口がつかめるかもしれません。
余談ですが、合格後に母から聞いた話によると、母は私の現役の時はいろいろな神社に合格祈願に行ったそうですが、一浪目であった昨年は地元の神社で初詣で祈願しただけだったそうです。
③「我が子の新生活、上手くいくかな・・・」
大学入試が終われば、我が子は春から大学生!
期待に胸は膨らむけれど、新生活の準備や入学手続きを不備なく行うことができるか不安、という保護者の皆様も多くいらっしゃると思います。
私の場合、一浪しているため1学年上に東大生の知り合いがいたこともあり、生徒同士でも保護者同士でも入学準備について様々なことを相談することができました。
しかし、そんな知り合いはいないし、自分の高校から東大に行く人はほとんどいない、という方ももちろんいらっしゃると思います。
新生活に関する悩みを相談できる相手がいない、という方に是非おすすめしたいのが、この東大生協です!
いきなり宣伝・・・?と思われるかもしれませんが、私たち東大生協は非常に有益な情報を発信しています。
東大生協は新入生とその保護者の方に向けて、対面での説明会だけでなく、オンライン説明会も開催しているので、地方出身の新入生にとっても利用しやすい存在だと思います。
また、X(旧ツイッター)も非常に便利だと思います。
入学までのスケジュールや準備に必要なものをわかりやすくまとめたアカウントや、二年生以上の東大生が体験談をつぶやいているアカウントがいくつもあります。
特に地方出身の方は入学手続きや新生活に向けた準備に不安を抱えていることが多いと思うので、是非積極的に東大生協などを活用してください!
どう接してほしい?
ここからは受験生視点で、保護者の方にどう接してほしいかをお話しさせて頂きます。
①できるだけ話を聞いてあげてください
保護者の皆様もお仕事や入試の手続きなど、大変お忙しいこととは思いますが、受験生の話し相手になってあげると、受験生は嬉しいと思います。
受験生が勉強や成績の話をしない時は、無理にその話題にせず、日常生活のことで談笑するなど、受験生がリラックスできるような空間を作ってあげてください。
②いい意味で無関心になってください
受験生の志望校や勉強の細かな進捗にまで関わってしまうと、受験生が自分のペースで勉強しづらくなり、受験へのモチベーションが下がってしまうかもしれません。
私の場合、父は必要な費用はすべて払ってくれましたが、受験にはほぼ無関心でした。
母は大学受験を経験していなかったので、食事や入試の手続きなど、勉強以外のすべての面で私をサポートし、勉強については何も言わないようにしてくれました。
私はこのような形で大学受験を応援してくれた両親に心から感謝しています。
受験生が不安になり相談した時だけ、その悩みを聞き、相談相手になってあげることができる保護者の方は、受験生にとって非常にありがたい存在だと思います。
最後まで諦めないで
大学受験は受験生ご本人だけでなく、保護者の方にとっても非常に重要なイベントです。様々な悩みを抱え、時に受験生と衝突してしまうこともあるかもしれません。
しかし、それは保護者の皆様が本当に受験生を想っているからこそ起こってしまうものなのです。
少し向き合い方を変えるだけで、保護者の皆様が抱く思いは受験生に伝わります。
悩みや不安を受験当日までに解消できなかったとしても大丈夫です。
受験生本人も、サポートする保護者の皆様も、最後まで諦めないでください。
私は気持ち次第で入試の結果は変わると確信しています。
この記事を読んでくださった受験生・保護者の皆様が抱える不安を少しでも和らげることができていれば幸いです。
皆様の合格を心から願っております!
受験生の当日の心境が書かれている記事はこちらになります。
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保護者のサポートについてさらに知りたい方はこちらの記事も役立つと思います。
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