皆さんこんにちは!文科三類1年のY.Yです。
いよいよ本格的に冬が始まりましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
体調にはくれぐれもお気をつけください。
さて、共通テストまで残すところ1ヶ月余りとなりました。皆さんの中には焦りや不安を抱いている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は私がどのように共通テスト対策をしたかお話をしたいと思います。
実は私は12月に受けた模試から9科目の合計点を100点以上伸ばすことができたので、何か参考にできることもあるかもしれません。
英語
私は英語が大の苦手でした。
それにもかかわらず、共通テストレベルは大丈夫だろうと過信し、リーディング・リスニング共に直近3年分の過去問しか解きませんでした。
リスニングに関してはリスニングアプリで演習はしていましたが、それだけで私は「できた気」になっていたのです。
その結果本番で痛い目にあうことに・・・。
リーディング・リスニングともに目標としていた9割を切ってしまいました。
一番最後の問題で「infer」という単語が出てきたのですがその意味を知らず、設問で何が問われているのかすらわからないまま、当てずっぽうで答えを選ぶ羽目になりました(もちろん不正解でした)。
共テで失敗すると、その後の二次試験までの間が精神的に辛いです。自信を失います。
二次試験よりは易しいですが、やはり自分の実力にあった対策は必要でしょう。
国語
国語の共通テスト(センター試験)10年分の過去問集を購入して対策をしました。
実際に解いたのは、現代文が5年分、古文・漢文が7年分でした。
2年分は時間を測って解きましたが、それ以外は時間無制限で解きました。
国語は特に、解いた後が重要だと思います。
現代文では「解答の根拠はどこか」を間違えた問題だけでなく、正解した問題においても確認しました。
古文・漢文は全文を訳すようにしました。
これは二次試験の対策にもつながるのでおすすめです。
1月に入ってからは、最終確認として古文・漢文の単語帳をそれぞれ2周しました。
社会
私は日本史・世界史選択でした。
歴史科目は他の教科よりも早く、12月中旬から過去問の勉強を始めました。
社会は他の教科に比べて、共通テスト対策が二次試験にもつながりやすいと思います。
過去問を解きながら自分の抜け落ちている知識を確認できるからです。
社会で時間が足りなくなることはまずないだろうと思ったため、時間を測って解くことはしませんでした。
しかし、私は本番の世界史で時間が足りなくなり焦ったので、時間を意識して練習を重ねることも大事です。
また社会は、ほとんどが「知っているか、知らないか」の問題になります。
私の場合、12月時点では日本史・世界史ともに知識に不安な点が多々あり、その状態で過去問を解いてもあまり意味がないばかりか時間のロスになると考えました。
そのため、解くことと解き直しを同時にするような形で、過去問は教科書を見ながら問題を解き進めました。
教科書を使うとその問題を解くために必要な知識だけでなく、そのページにある周辺の知識も再確認できます。
さらに、正解の選択肢に加えて誤りの選択肢についてもしっかり教科書で確認することでひとつの問題から多くのことを学ぶことができたと思います。
このように、私は共通テスト対策を「基礎知識の最終確認」として位置づけて取り組みました。
数学
文系ですが数学は得意教科で、また直前にやって点数が大幅に伸びるわけでもないので、基本的に数学の共テ対策には時間を割きませんでした。
ただ、共テの数学の成績は波があったので、本番で失敗しないための対策はしました。
(実際に受験期に書いたものです。乱雑な字ですがご了承ください・・・)
このような形で自分の弱いポイントを分析しその対策をまとめました。
理科基礎
私は物理基礎・化学基礎選択でした。
理科基礎に関しては完全に短期決戦でしたね!年明けから勉強を始めました。
文系の場合、理科基礎は二次試験では使いません。そのため時間をかけすぎるべきではないと思います。
私は物理基礎・化学基礎ともに好きな教科だったので、年明け前から対策を始めたいという気持ちもあったのですが、それよりも苦手な社会や英語の勉強をするべきだと思い我慢しました。
具体的に使った教材は、過去問と予想問題がセットになったパックと学校で使っていた教科書です。
問題を解いたり、教科書を見返したりする中で苦手なポイントをまとめて直前に見返せるようにしました。
二次試験対策との両立
計画を立てた当初の私は、年明け後も共通テスト対策と並行して二次試験対策をしようと考えていました。
しかし、そんな計画通りには勉強は進められなかったのです・・・。
東大は二次試験の比重が大きいので、共通テスト直前期も二次試験対策をするに越したことはありません。
ただ、それで共通テストの勉強が疎かになってしまうのなら二次試験対策は一旦お休みにするというのも一つの手だと思います。
受験生の皆さんへ
皆さんは、これから共通テスト、そして二次試験に向けてラストスパートをかけることになるでしょう。
私は直前期は特に「自分を大事にする」ということを意識していました。
あと少しだからこそ、無理をしないことが重要です。心や体を壊してしまったら元も子もないのです。
今更な話ではありますが、
勉強や生活のスタイルは自分にあったものを選ぶ。
これに尽きると思います。大勢にとっての正解が自分にとっても正解だとは限りません。
自分の限界を知った上で、自分に出来る限りの努力をすることが合格の秘訣だと思います。
「まあいっか、なんとかなる」
時にはそれくらい楽観的に考えることが皆さんを助けてくれるかもしれません。
辛い時、思い悩んだ時は口にしてみたり文字に書き出してみたりしてください。心なしか気持ちが楽になります。
疲れた時にはしっかりと休みながら、あと少し受験に向けて頑張ってください!
なお理系の体験談もございますので、こちらも併せてご覧ください。
2023-17 ある理系女子の共通テスト直前2週間の過ごし方
皆さんが共通テスト本番で100%の力が出せることを願っています。健闘をお祈りいたします。
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次回は【12/20】受験直前の体調管理法(共通テスト編)についてお届けします!