みなさんこんにちは。文科一類のS.S.です。今日は二次試験の受験体験記を通して、みなさんを応援していきたいと思います。少しでもお役に立てれば幸いです。
共通テスト後の勉強、どうしよう
共通テストでうまく行った人も行かなかった人も、東大を受けると決めたなら二次試験が待ち受けています。志望校は落とさないと決めたら、もう過去のことは忘れて二次試験対策に専念です。残りの時間、各科目どんな勉強をしたら良いかおよその見通しを立てましょう。おそらく3年生は学校もお休みになるところが多いと思いますので、1日の勉強時間を考慮してやるべきことを整理します。参考までに私が各教科でどんなことをしたかをまとめます。
国語
現代文は正直どのように勉強するか困っていたので、赤本を解いて先生に添削していただいていました。合計で10年分弱くらい勉強したと思います。前日もホテルに持って行ってやっていました。古文漢文についても同様に添削してもらっていました。古文単語と漢文句形の参考書は何度読んだかわかりません。待ち時間などにも読んでいました。また模試などで出てきてわからなかった単語を自分で追加して、オリジナルな単語帳にしていました。
数学
私を永遠に苦しめる科目、数学。決して嫌いではないけれど…。直前期は東大数学の過去問20年分くらいと、他大学の問題を先生にセレクトしていただいて、添削していただいていました。青本なども数回分やって、過去問より難しい問題にも慣れようと頑張っていました。あまりいい点数は取れませんでしたが、これらの対策が無駄だったのではなく、問題や添削者との相性が悪かったのかもしれませんし、見方を変えればこれらの対策のおかげで大惨事を免れたのかもしれません。
英語
直前期にはすでに英語の過去問を30年分くらい解いていたので、他大学で傾向の似ているものを先生に選んでいただいてやってみていました。作文や要約を添削していただき、いかに短時間で精度の高い答案を仕上げられるかを考えていました。その一方で、単語や熟語も疎かにできないので、単語帳もしばしば開いていました。
世界史
先生には何本論述を見ていただいたかわかりません。論述はやればやるほど自分の思考が整理されるので、教科書を見ながらやっても学習効果は高いです。まとめノートを作ったり、年表を作ったりしつつ教科書と資料集を熟読しました。やはり基本は教科書と資料集だと思います。1日目の後、駅で電車を待っていたらとある受験生がその友達と「ファン=アイクとファン=ダイクの違い大丈夫〜?」と話し合っているのを聞いて、「やばい!なんだっけ!」と思った記憶があります(笑)。人の話は聞かないほうがいいですね。
日本史
勉強するのは楽しいが、東大論述で一番よくわからない科目、日本史。実際、受験後の今となっても、どうやって書くのかというはっきりした指針はわかりません。でも基本的な史実を忘れていては書けないので、世界史と同様教科書と資料集を熟読しました。また、先生に添削していただくだけでなく、産業史、法制史、宗教史などテーマ別のプリントを作っていただき、それを何度も読み返していたと思います。
私大受験とのバランスは?
滑り止めに私立大学をいくつか受験する人も多いと思います。その対策はどうしよう、という疑問もあろうかと思いますが、その対策は不要だと思います。ただ時間制限や形式を把握する必要があるので、前日に一年分くらい過去問を解けばだいたいなんとかなります。
当日の持ち物
以下、私の経験から持ち物を紹介します。
受験票(当たり前すぎて忘れることも。忘れても会場で処理できる場合も。)
筆記用具(鉛筆、消しゴム、シャーペン、芯など。いつも使っているもので。)
マスク(苦しくないもので。鼻を出していると注意されるかも?)
ティッシュや目薬(いつも使っていれば。)
防寒具(腰にカイロをはると足まであったかい。膝掛けも◎)
参考書(空き時間に読むもの。翌日の教科のもあると良い。多過ぎ注意!)
その他お守りなど
特に試験終了後の待ち時間がとてもとても長く感じられるので、次の日の勉強道具があるといいです。2日目の終了後は参考書を見る必要もないので、本当に暇です。スマホは出せないので、文庫本などがあれば時間潰しにはなります。
ベストを尽くそう!!
当日は、共通テストの時と違って、みんな天才のように見えます。雰囲気に飲み込まれてしまいそうなこともありますが、周りも自分と同じように緊張しているんだと思って、堂々といきましょう。みなさんが本番悔いなく終われるように、お祈りしております!