皆さん、こんにちは。文科一類1年のS.S.です。受験生の皆さんは今、ラストスパートをかけている大変な時期かと思います。今回は主に生活面やメンタル面を中心に、二次試験本番の直前期の過ごし方についてアドバイスをできたらと思います。
直前期の過ごし方:生活面
この時期にとても大事なことの一つが、適切な生活リズムです。当たり前のことですが、生活は体調に響き、体調は勉強に響きます。
多くの高校ではこの時期、自由登校になるところが多いと思います。私の高校もそうだったのですが、ついつい勉強で夜更かしをしてしまい、その分起床時間が遅くなってしまうという悪循環が生じてしまいました。そのせいで、時間の損をした気分になって焦ったり、勉強中に眠くなってしまったりすることもありました。試験本番は朝が早いので、それに合わせた生活に体を慣らしておくことは大事だと思います。
私は二次試験の数日前から徐々に就寝時刻と起床時刻を早め、なんとか当日の調節をしました。ですが、普段から早寝・早起きを心がけていれば、もっと勉強に集中できたかもしれないと思っています。
メンタルについて
もちろん、学習や体調管理も大事なのですが、精神的なバランスも非常に重要です。
共通テストという一つの大きな通過点を経て、いよいよ二次試験が近づいてくるこの時期は、非常に精神面が不安定になると思います。
私は学校が自由登校になってから友人と話すこともほとんどなくなり、受験という現実を常に意識しなければいけなかったのがとても辛かったです。人と定期的に話すことがいかに大事か痛感しました。皆さんも、余裕がないと感じた時ほど、誰かと話してみてください。だいぶ気が楽になりますよ!
さらにこの時期、模試や共通テストの出来もストレスの原因になることもあると思います。
私は共通テストの結果が振るわず、一時は東大に合格することは不可能だと諦めていたほどでした。私の反省は、このことで一週間ほどは二次試験の勉強が手につかなくなってしまったことです。受験には、予想外の出来事は付き物です。ネガティブな感情に引っ張られすぎてしまうと、大事な学習の効率にも影響してしまいます。
では、私が受験の精神的なストレスをどう乗り切ったのか、紹介したいと思います。例えば休憩時間に動画を見たり音楽を聴いたりと、勉強の現実から少しの間離れてみたりしました。また、塾からの帰宅で勉強をする気になれないほど疲れていた時は、ポッドキャストを聴くことも楽しみにしていました。こうした些細な楽しみを作ることが、勉強へのモチベーションにもなりました。
そして、私があまり意識せずにやっていたことは、受験の捉え方を変えたことです。高校に入った時点から私にとって、受験というのは人生の中の重要な関門であり、プレッシャーでした。しかし、受験期の多大なストレスを経験し追い詰められていくうちに、別の考え方を持つようになりました。
受験が全てに思える時期だからこそ、私は受験というものの外に目を向けるようになりました。そこには好きな趣味や、将来やりたいことがありました。すると、「大学への合格がどうであろうと、私にはできることがある」と、気楽になっていったのです。
一度は受験から離れてみて、受験が全てではないことを実感したことは、ストレスを抱えていた私にとって非常に貴重な体験でした。
だからこそ、受験本番はもちろん緊張しましたが、「来年の練習だ」と想いながら試験に望めたぐらいリラックスした状態でいることができました。
最後に
今、受験生の皆さんの一人一人が全く違う想いを抱えながら、二次試験に向かって進んでいると思います。不安になることもあるかもしれませんが、自分が今頑張っていること、今まで頑張ってきたことを信じてください。
そして、試験時間の最後の一秒まで、諦めないでください。
応援しています!
*ちなみに、試験会場の椅子は硬いところが多いのですが、二次試験には座布団を持ち込むことができます。私は座布団を持参したので、長い試験時間も少し楽になりました。お勧めします!
お知らせ
2/24〜2/26に対面で、2/27にオンラインで、保護者の方に今後の予定などを伝える保護者説明会を行います。詳細は受験生新入生応援サイト2022、もしくは、告知動画をご覧ください。参加にあたっては事前予約が必要となっていますので、受験生新入生応援サイトの保護者説明会特設ページにて予約の方をお願いします(人数制限があるのでお早めに)。また、保護者説明会で扱う質問を2/25まで募集しています。こちらのフォームから回答できますので、入学準備をするうえで疑問に思うことや不安に思うことなどをお気軽にお寄せください。皆様のご予約、お待ちしております。