受験生のみなさん、こんにちは!
東大生協 駒場書籍部 の足立と申します。
T.N.さんから、東大生の読書事情についての質問をされたので、
その質問に答える形でブログを書かせて頂きます!
一般的な書店と生協の書籍部の違いはなんでしょう?
大学にある学部や、利用者の購入傾向が非常によく現れるという点です。一般的な書店には在庫の少ない教科書、専門書が多いというのもあります。
ただ、あまり堅苦しく思ってほしくはなくて、
雑誌、コミックス、文芸書、映画の原作本など話題の本もあるんです!
あと組合員証を提示すれば、ほぼすべての本を10%OFFで購入できます!
ネット通販のポイント制や中古本の流通が盛んな今となっては10%OFFといってもあまり魅力を感じない人もいるかもしれませんが、
「すぐ手に入った+しかも安くなった=いい気分」という書籍部特有のお得感があると思います。
新入生向けに書籍部ではどのようなことをされていますか?
まず教科書販売所の運営です。必修教科書、語学教科書、選択科目の教科書という具合に販売機会を分けて、
それぞれ円滑に購入してもらえるように販売所の運営方法を工夫、改善しています。
そして新学期オススメコーナーの設置です。
書籍部の出入り口付近で、毎年3~4月によく購入された本や、
昨年ヒットした本を30点ほどまとめたコーナーを設置しています。
東大生ならではの傾向などありますか?
「新刊だけでなく既刊がよく売れる」ということです。他の書店や大学生協と比べても、東大生協の既刊販売率は高い傾向にあります。
(ここでいう既刊とは、1年以上前に刊行された本だと思ってください)
本が売れなくなっていると言われる中でも出版社の新刊刊行点数は減ることなく、
多くの書店は新刊を中心とした品揃えになりがちですが、東大生協はそうなっていません。
私たちは古典、その分野の名著と言われる本、実際に購入されている本をきちんと揃えます。
それに東大生のみなさんが応えてくれて、必要なものがあれば意見や提案をいただく、
そういった関係性があって東大生協の書籍部はできあがっています。
最後に受験生の皆さんへメッセージをお願いします。
書籍部は組合員でなくても入店、購入することができます。みなさんも来られる機会があればぜひ一度覗いていってください!
(ただセンター試験や入試の時は営業しませんのでご了承ください)
東大生はこういった本を読むのか、ここで本を買うのかと実感してもらえれば
東京大学が今以上に身近に感じられるかもしれません。
みなさんが書籍部に来られる日をお待ちしています。