みなさん明けましておめでとうございます。ライターとして初登場のM.K.です。
さあ勝負の年がいよいよやってきましたね。もう3学期が始まった、あるいはそろそろ始まると思いますが、去年までの3学期とは様子が異なる場合が多いでしょう。私の高校は1月いっぱいが午前登校で、2月に入ると添削指導や自習の人のみ教室に来る「自主登校」になりました。
となると増えるのが家族、特に親との時間ですよね。部活で忙しかった頃は親とあんまり話してなかったな〜という人もいるのでは?でもいざ受験前に同じ家にいてご飯を食べるだけでも、親の存在は大きいもの。なんだかんだ最大の味方です。
そこで今回は私の受験期の親との思い出、受験期に親に言われて嬉しかった言葉のエピソードをお話ししたいと思います。
勉強の話はあまりしない
まず勉強の話はあまりしませんでしたね。さすがにセンター試験の自己採点ぐらいは伝えましたが、他の調子や状況について話すことはなかったし、親から聞かれることもありませんでした。
親は内心では心配だったと思います。でもわざわざ聞かなくても、本人(私)がもう嫌というほど自分の勉強と向き合ってますから、それを知ってどうこう手を加えることはどうせない、そう思って見守ってくれていたんだと思います。
かと言って腫れ物に触る感じだったかというと全然そうではなくて、会話はむしろ多かったです。母親とは毎晩、それまでと同じようにその日あったこととかを話していましたし、年末年始は父親もいてニューイヤー駅伝・箱根駅伝の話をしたりだとか。そういういつも通りの家族の会話が一番楽しかったですし、おかげで余計な緊張感なく過ごせました。
「ここだな」という観念
その中で一つだけ特別だったのは、元旦に父親がくれた一枚のメモ用紙でした。
熱意を込めて長々と語ろうと思えばできたと思います。でもこの紙一枚。ここから何を感じてどうするかは任せるというメッセージでした。心配と信頼が両方伝わってきて、嬉しかったですね。父親のオリジナルな言葉じゃなくても、短くても、はっきりと伝わってきました。
勝負の朝は合言葉で
あとは、受験の日の朝は合言葉が決まってました。3つ「まず名前を書くこと。みんなが応援してくれていることを忘れないこと。最後の一秒まで全力を出しきること。」それを聞いて私が「はい。勝ってきます。」これが高校受験の時からずっと、変わらないルーティンでした。これで落ち着いて「よし、勝負だ。」と気合を入れられました。みなさんの家族でも勝負の朝は何か決まった言葉があると、スイッチが入って良いのではないでしょうか。
親子の力!
さあ年の瀬へ、そして勝負の新年へ、気が抜けないと思いますが、特別な時期だからこそ“いつもの”場所である家族、親子の力って大きいです。いろんな形はあれど最後の最後まで頼もしい味方ですから。みなさんとご家族にとって、のちに良い思い出となるような受験期であることを願っています。