東京には前日入りする
私の受けた年(2018年)は二次試験が日曜と月曜だったので、土曜日に東京へ向かいました。金曜日までは高校に行っていました。
ホテルなのですが、私は直前まで東大を受けると決めきれておらず、予約したのが11月とかなり遅くなりました。11月では文科各類の受験会場である駒場キャンパス(渋谷の近く)に近いホテルは全て予約で埋まっていました。そのため駒場キャンパスから少し離れた六本木に母と2人で、ツインルームに泊まることになりました。本当はシングルルームを2部屋取った方が良かったのかもしれませんが、シングルルームの空きは11月ではなかったです…。
東京マラソンと入試日が被っていたこともホテルの空きがない一因だったと思いますが…
来年以降に東大を受験しようと考えている方は、早めに受験会場近くのホテルを押さえておくことをおすすめします。
私の持ち物
東京という、普段とは違う環境で過ごすので、できるだけ「いつも通り」過ごせるよういろいろ準備していきました。他にもいろいろありますが、ここで主なものを紹介します。
絶対必要なもの
- 受験票→忘れると今までの努力が水の泡です。
- 筆記用具→英語のマークシート用に鉛筆を一本持っておくと良いでしょう。
- 時計→通信機能のないものを持って行きましょう。
- 服→最悪忘れても買えますが、持って行く方が安心でしょう。
- カイロ→東京も冬はそれなりに寒いです。
お守り
参考書
- 東大の古典25カ年 →高校の先生が受験前々日にくださいました。
- 東大文系数学 系統と分析 →高校の先生が貸してくださいました。
- 「東大」英文解釈の全て →高校の先生が貸してくださいました。
- 東京大学への英語(青本)→リスニング耳慣らし用。
- CDプレーヤー →青本リスニングのCD再生用。
- 入試攻略問題集東京大学地理・歴史 →直前期に使っていました。
その他お守り
- 友達からもらったキットカット →お菓子はあると安心します。
- いとこの成人式写真 →お正月になぜかもらいました。見ると笑顔になりました。
朝、新幹線に乗って向かう
土曜朝の東海道新幹線に乗って東京駅に向かいました。渋谷なら実は品川で降りた方が近いのですが、私は東京駅にあるお店に寄りたかったので、東京駅まで新幹線に乗りました。
東海道新幹線の車窓から見えた富士山。上京してもうすぐ2年経つ私ですが、未だに新幹線の車窓から富士山が見えるとテンションが上がります。 |
新幹線の車内では朝食をとり、友達とLINEで互いに励まし合っていました。
気休めに世界史の教科書を読もうとしましたが、朝食をとった後寝てしまいました… |
東京駅からホテルに向かい、荷物を置きました。
受験会場への行き方を確認する
当日受験会場への行き方がわからずあたふたするのも困るので、ホテルから受験会場である駒場キャンパスへ行ってみることにしました。ホテルからの行き方は、ホテルの方に伺いました。
駒場キャンパスには何度か行ったことがあり、京王井の頭線の駒場東大前駅に降り立てば迷わず行けることが分かっていました(駅から正門が見えます!)。そのため、ホテルから京王井の頭線渋谷駅の改札までの行き方を実際に確認することに決め、駒場キャンパスまでは行きませんでした。
無事京王井の頭線の渋谷駅にはたどり着いたので、受験終了直後に控えている卒業式に必要なあれこれを渋谷で買い揃えることにしました(受験前日にショッピングするのはあり得ないと、入学後東大の先輩に言われましたが、こういう過ごし方も悪くないと私は思います。)。
渋谷ハチ公前。無事渋谷にたどり着くことができました。 |
夜の過ごし方
渋谷から再びホテルの近くに戻り、ホテル近くの居酒屋さんで私と母、そして叔父叔母の4人で夕食を取りました。この時、豆腐などといった体に優しいものを選んで食べるようにしていました。
夕食後ホテルに戻りお風呂を済ませ、持ってきていた青本のリスニングを解きました。
また、夜に高校の文系クラスでグループ通話をすると決めていたので、リラックスがてら電話をしました。電話をしながらホテルにあった紅茶を飲み、私のお気に入りリフレッシュグッズ「ノンクマ」をして究極のリラックス状態を作っていました。
「ノンクマ」。当時のパッケージなので今とデザインが少し違うかもしれませんが、かなりおすすめです! |
受験前日にソチ五輪のカーリングの試合が行われており、日本がメダルを取った瞬間を電話しながら喜んでいたことをよく覚えています。
1日目
受験当日は余裕を持ってホテルを出ました。前日に行き方を確認していたこともあり、迷わず行くことができました。駒場キャンパスまで母がついてきてくれました。友達で東大を受験する人がいなかった私は、ギリギリまで母親が隣にいてくれて心強かったです。
私が試験を受けている間、母はタイミングを合わせて東京に来てくれた叔母と東京観光をしていました。今年(2020年)は、駒場リサーチキャンパスで「早期入学準備説明会」および「二次試験時住まい探し相談会」を行っていますので、大学生活のイメージを持っていただくためにもぜひいらしてください。
数学の試験が終わり母とホテルに戻りました。この日の夕食は、母親が渋谷の東急百貨店(京王井の頭線渋谷駅すぐ)で買ってくれたお弁当をホテルで食べました。
ホテルに戻って、ホテルの部屋にあったマッサージチェアで試験の疲れを癒しながら、スマホアプリで英単語の勉強をしていました。
2日目
次の日は高校へ行かなければならなかったので、18:30東京駅発の新幹線の指定席を予約していました。そのため試験が終わったらすぐに受験会場を出て東京駅に向かうつもりでおり、荷物は渋谷駅のコインロッカーに入れようと思ったのですが…
全然空いていない!!渋谷舐めてた…
なんとか空いているロッカーを見つけましたが、入るか入らないかギリギリの大きさ…。無理やり入れました。出すときにとても苦労しました…
英語の試験が終わった後、文系が理系か、あとは教室にもよりますが1時間は会場を出ることができません!私は17:10くらいに会場を後にしました。加えて携帯の電源をつけることも許されません…。したがって、英語の試験終了後はとてつもなく暇です。
入学要項が配られるので、それを読むのも一つですが、私は結果に自信がなく、要項を読んでしまったら落ちた時のショックが大きくなると考え一切読みませんでした。ただただ「18:30東京駅発の新幹線に間に合うか」ばかり考えていました。
英語の試験終了後は本当に暇なので、本やメモ帳など、暇つぶしになるものを持って行くことをおすすめします!
無事新幹線に間に合いました。 |
東京でも「いつも通り」いることが大切
慣れない東京での受験で、様々なハプニングにも襲われた私でしたが、自分なりの工夫、親の配慮、友達の励ましのおかげで、思った以上にリラックスして挑むことができました。特に、いつも通りいられるよういろいろ気遣ってくれた母親には本当に感謝しかありません。
受験生の皆さんも、この日のために今まで努力を重ねてきたのですから、いつも通り、リラックスした状態で試験に挑めば結果がついてくるはずです。
皆さんの努力が報われるよう祈っています。後少し、体調にも気をつけて頑張ってください!