こんにちは!理科一類1年のH.F.です。
2024年も残り僅かとなり、そろそろ大掃除を始めないといけないなと思っています。
今回は、受験までの勉強についてお話しします。
共通テストまでまもなく残り1カ月ですね。
受験本番に向けて追い込みを行っている時期かと思います。
しかし、自分の勉強方法に不安がある人もいるかもしれません。
そこで、僕の体験談を踏まえながら、どのような追い込みをすれば良いかをまとめてみましたので、ぜひご覧ください。
なお、共通テストに特化した記事として、2024-12 共通テスト、どう勉強した?がありますので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
12月中の勉強
はじめに、12月中の勉強について話そうと思います。
共通テスト vs 2次試験
12月中になり、共通テストと2次試験の勉強をどのくらいの比率でやれば良いか悩む受験生が多いかもしれません。
ちなみに、僕は大晦日までは2次試験の勉強だけをしていました。
なぜそんな勉強をしていたかというと、僕はある戦略を立てていたからです。
まず、前提として、東大入試において、共通テストと2次試験の点数比は1:4です。
共通テストの比重はあまり大きくはなく、2次試験での逆転は十分に可能です。
また、共通テスト対策と2次試験対策が完全に異なるということはなく、2次試験勉強をしていれば、自然と共通テストにも繋がります。
また、僕が一番恐れていたことは、いわゆる「共テボケ」でした。
共通テストのマーク式に特化しすぎた結果、記述力が落ちてしまう現象で、共通テスト後に失速する原因となります。
そのため、共通テスト対策を重視しすぎる必要はなく、12月中から対策する必要はないと考えていました。
一方で、共通テストを軽視して良いということにはなりません。
1点で勝敗の分かれる入試において、共通テストの1点もとても重要です。
先程、2次試験での逆転は可能だと言いましたが、共通テストで良い点を取った方が絶対に良いです。
実際、僕は共通テストで成功し、安心して2次試験対策へ切り替えられました。
また、共通テストの点数が低すぎると、いわゆる「足切り」にあう(第1段階選抜で不合格となること)可能性があるので注意が必要です。
共通テスト模試で思うように行かなかった人や、共通テストが苦手だなと思う人は、早めに共通テスト対策をしても良いと思います。
共通テストに自信がある人でも、苦手科目だけでも対策をしておくと、良い基礎固めになると思います。
僕は物理があまり得意ではなかったので、共通テストの過去問などをやって、自分の苦手な分野を探し、克服しました。
東大模試をどう活かすか
おそらく多くの人が11月中に東大模試を受けて、結果が返ってきた、もしくはもうすぐその結果が返ってくる頃かと思います。
模試の復習は終わりましたか?
もしまだの人がいたら、今すぐやりましょう。
また、簡単で良いので、自己採点もしておきましょう。
模試が帰ってきたら、はじめに自己採点の点数と比べてみてください。
(科目ごとの点数だけでなく、問題ごとの点数も)
大きな差があれば、その差の原因を考えてみてください。
僕の経験だと、数学では説明不足で大きく減点、英語では模範解答通りではなかったが正しい表現で点数が来た、などがありました。
もし、予備校の採点に疑問があったら、先生に相談してみてください。
ちなみに、生徒の素晴らしい別解が0点とされたことがあると聞いたことがあります。
一通りの確認が終わったら、もう一度模試を解いてみてください。
模試直後の復習と前述の確認作業でスラスラ解けるはずです。
もし、うまく解けなかったら、何かしら理解できていないものがあるはずなので、じっくり確認しましょう。
また、判定に一喜一憂しないようにしましょう。
共通テスト以降のラストスパートで一気に伸ばせます。
また、予備校によって、判定の基準がバラバラなことにも注意が必要です。
実際に理科一類のA判定が1000人近くいたこともありました。
各科目の勉強方法(12月)
まず、各教科・分野における自分の現状を確認しましょう。
受験まで残された時間を有効に使うためにもとても重要です。
もし、苦手分野があったならば、早急に無くしましょう。
まだ間に合います!
苦手分野は入試での大きな失点につながります。
苦手分野を無くすことが、入試においてとても重要です。
また、得意科目であっても、とにかく演習を積みましょう。
特に数学や理科は、演習量が非常に重要です。
僕は数学が得意でしたが、少し演習量を減らしたところ、明らかに実力が落ちていて、かなり焦りました。
得意科目であっても、油断は禁物です。
共通テスト直前期の勉強
次は年末年始から共通テストまでの勉強について話します。
年末年始の誘惑に負けるな
年末年始には受験前の僕達を誘惑するものがたくさんあります。
しかし、年末年始は共通テストへ向けた重要な追い込みの時期です。
特に年末年始を意識するのではなく、普段通りのリズムで生活すると良いと思います。
ただ僕自身は、少しは息抜きをしても良いのかな?と思って、正月の駅伝や高校ラグビーの試合を見ました。
僕の家族は妹2人も受験の年で、3人がそれぞれ、中高大の受験をした関係で、家庭内では、受験の雰囲気が作られていました。
受験へ向けた雰囲気作りを家庭内でもしていきましょう。
また、周囲の人にも協力してもらうと良いです。
また、1月に入ってからは、共通テスト対策を必ずしましょう。
どんなに2次試験で高得点を取れる実力があっても、共通テスト独特の問題やマーク形式に苦戦して、実力を全て出し切れないことがあります。
年末年始の2日間を利用して、時間帯も本番と合わせて、共通テストを1セット解いてみるのも良いでしょう。
共通テスト直前の追い込み
共通テスト直前になったら、2次試験のことは考えずに共通テストに特化した勉強をしていきましょう。
とにかく、自分の知識の穴がないかを徹底的に確認して、しっかりと基礎を固めることが共通テストで高得点をとる秘訣です。
また、問題の解き方も事前にある程度決めておくと本番で焦りにくくなります。
事前に練習して慣らしておくことを推奨します。
僕は、迷ったらすぐに次の問題にいき、1周したあとで、もう1度解くと決めていました。
理系の社会、文系の理科は、2次試験で使わないため勉強時間が不足気味の人が多いので、最後の1週間に詰め込むと効果的かもしれません。
(それまでに仕上がっているのがベストですが、、、)
実際に僕は共テ前の最後の1週間を使って、日本史を詰め込み、12月の共テ模試と比較して20点程度点数が上がりました。
また、情報は今年から始まるので、僕自身はよく分かりませんが、情報の問題を解いた人の話では、「数学に近いイメージなので前もって演習しておくのが吉」だそうです。
また、共通テスト直前期は、体調管理を第一に考えましょう。
そのためにも、夜更かししての勉強は厳禁です。
(どの時期にも言えることですが、、、)
この時期に夜更かしをしなくて済むように、今のうちから計画的に勉強しましょう!
共テ後の2次試験に向けた勉強
最後に共通テスト後から2次試験に向けた勉強について話します。
共通テストからの切り替え
共通テストから2次試験までは約5週間あります。
しかし、僕の体験として、この5週間はあっという間に過ぎていきました。
(ちなみにこの期間は去年より1週間短いです)
短く感じる5週間ですが、一番学力が伸びる時期でもあります。
この期間を有意義に使うためにも、まずは共通テスト後の切り替えが重要です。
共通テスト後に自己採点をして、自分の大体の結果がわかるはずです。
(この自己採点をもとに出願校を決めるので、慎重に行いましょう)
共通テストの結果が良くても悪くても、2次試験へ向けて切り替えましょう。
前述の通り、共通テスト直後は、マーク式の問題を多く解いてきた関係で、記述力が落ちていることが多いです。
しかし、そこまで焦る必要もなく、しっかり演習を積んで、感覚を取り戻しましょう。
僕は、少し易しい問題から演習して感覚を取り戻しました。
この時期は過去問(東大だけでなくても良い)や問題集を用いてひたすら演習することが大切です。
もし、分からない問題があったら、基礎に立ち返って確認しましょう!
また、過去問をセットで時間通りに解き、出題傾向を掴んだり、自分の戦略を立てたりすることも重要です。
問題の解く順番や時間配分、何分なら粘って考えられるか、見直しをするタイミングと必要な時間、など色々な戦略を立てられます。
本番でいきなり実践することは難しいので、過去問演習で練習してみると良いと思います。
また、ある程度の戦略を立てておくと、本番で焦りにくいです。
もし、併願をして、私大を受験するならば、そこで試してみるのもありだと思います。
2次試験へ向けた最後の追い込み
見出しで最後の追い込みと書きましたが、やることは先程述べたことと特段変える必要はないと思います。
2次試験直前期では、いかに本番を想定した演習をするかがとても大切です。
先程述べた戦術をアレンジし、うまく使えるようにしましょう。
共通テストとは異なり、地方出身者は東京に行く必要があるため、前日入りや前々日入りを考慮して、2次試験へ向けた勉強をする必要があります。
ホテルなどの慣れない環境であるため、東京で何を勉強するかはあらかじめ決めておくと良いと思います。
2次試験直前は、体調管理が重要なのは言うまでもありませんが、加えて、精神が不安定になりやすいです。
勉強のやり過ぎで、自分を過度に追い込まないようにしましょう。
何か困ったことがあったら、信頼できる周りの人に相談すると気持ちが和らぎます。
さいごに
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回話した勉強方法は僕の経験が元になっているので、先生や周りの人の話を聞きながら、自分なりの勉強をしていってください。
本番で自分の実力を100%出せるように頑張ってください!
お知らせ
東大生協では、受験生・保護者のみなさまをサポートすべく、さまざまなサービスやイベントを展開しています。
1月の共通テスト後に「共テ後ホッとガイダンス 〜二次試験に向けた準備とサポート〜」と題し、共通テストから二次試験にかけての過ごし方などについて、受験生・保護者の目線からの体験談を含めた座談会をお届けします。
他にも、受験当日の動き方・会場の様子についての体験談や、受験前から受験本番・入学までのスケジュールについてもお話しします。
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【1月開催】共テ後ホッとガイダンス 〜二次試験に向けた準備とサポート〜
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次回は【12/19】共通テスト前の体調管理法をお届けします!