はじめに
こんにちは!理科二類1年のH.T.です。
2回目の冠模試も始まり、受験生の皆さんにとっては受験の実感がだんだんと湧いてくる時期になりましたね、、!体調には十分注意して、最後まで走り抜きましょう🔥
今回のブログで、そんな受験生の皆さんに、共通テストから2次試験までの実際の受験のイメージを掴んでいただければと思います。
そこで、実際に去年東大受験を経験した私の体験談をお話しします。
最後までぜひご覧ください。
共通テストに向けて
共通テストはどのように勉強した、、?
私は11月までは2次試験の勉強に全振りして、12月に入ると同時に共通テストの勉強を少しづつ始めました。
それでも12月中旬ごろまでは共通テストの勉強と並行して2次試験の勉強も行っており、割合としては共通テスト4、2次試験6といった感じでした。
そして冬休みになって初めて全勉強時間を共通テストの勉強に費やしました。
私がこのような計画で勉強を進めたのには理由があります。
まず1つ目は、東大では2次試験の比率が高く、共通テストはそこまで重視されないと考えたからです。
皆さんご存知かと思いますが、東大の配点では900点満点の共通テストは110点へと圧縮されます。
2つ目の理由は、2次試験の勉強が共通テストの勉強も兼ねられると考えたからです。
私は、「2次試験の勉強をしていれば、あとは共通テストの形式に慣れさえすれば良い」という風に高校の先生に言われていました。ですので、共通テストに特化した勉強は、私の中ではあくまで「形式慣れ」という立ち位置でした。
ここでは私の計画をお話ししてきましたが、これはあくまで一例で、受験生の皆さんはそれぞれ共通テストの得意不得意などあると思いますので、各自にあった勉強計画で進めていきましょう!
共通テスト本番
2025年度の共通テストは1月18日と1月19日の2日間にわたって行われますね。
ここでは去年の共通テスト当日の様子をお伝えしたいと思います。
当日の朝はかなり余裕を持って家を出発しました。
共通テストの会場には、同じ高校の友人たちと一緒に向かいました。
みんな普段通りに振る舞っているようでも、少し空気がピリついているのを感じ取っていました。
かく言う私も、実はかなりの緊張しいで、会場に着くや否や周りの賢そうな受験生たちに圧倒されていました。
試験開始が近づくにつれて緊張が高まっていき、不安のあまり涙が出てきてしまいました。
最前列に座っていたので、試験監督の方に余計な心配をさせてしまったかもしれません笑
そんな時、ふと携帯を見ると家族からのメッセージが来ていることに気づきました。
「〇〇(私の名前)なら大丈夫。頑張れ!!」
メッセージ自体はこのようなシンプルなものでしたが、家族が応援してくれたことで心が温かくなり、緊張が解けました。
このようにして、私はリラックスして共通テストを受験することができましたが、歯車が一つでも噛み合わなければ、ひどい緊張状態で受験することになっていたかもしれません。
受験において実力をつけるのはもちろん大事ですが、メンタル状態によっても、かなり結果が変わってくると思います。
受験生の皆さんは、ぜひ自分が緊張しやすいかしにくいか、メンタルが強いか弱いかを事前に把握しておき、それに合わせた対策をとってもらえればと思います!
2次試験直前期
共通テストを終えて、、
結果として、私は共通テストは大きな失敗は免れ、目標点には一応届いたものの、大成功とまではいかず、若干の後悔が残っていました。
しかし共通テストが終われば、二次試験までは約40日ほどしかありません。
ここで共通テストの後悔が尾を引いて、二次試験の勉強に集中できなくなることが一番よくないでしょう。
結果は結果として受け入れてキッパリと切り替え、残された時間で自分ができることは何か考えるようにしていました。
そこで私は共通テスト翌日からすぐに二次試験の勉強を再開しました。
目標点にも達していたので、迷うことなく第一志望であった東京大学理科二類に出願しました。
私立受験、どうする?
東大受験生にとってかなり重大な問題の1つが、私立大学の対策をどれだけするかではないかとと思います。
「東大対策に集中したいけど、滑り止めもきちんと確保しておきたい、、、」
そんな風に思う人も多いのではないのでしょうか。
私は関西の難関私立大学を一校だけ受験しました。
その際、受験対策はどれくらいしたのでしょうか?
結論としては、私は2日前から過去問を1年分解いた程度でした。
その主な理由は、やはり東大の対策に集中したかったことです。
確かに私立受験も大事でしたが、それはあくまで滑り止めにすぎません。
私立受験の勉強に時間を取られて、東大の対策が疎かになってしまっては元も子もありませんからね。
ただ、精神衛生上「合格」を1つでも確保しておきたかったというのも事実です。
難易度や時間配分の確認のために一年分だけは時間を測ってしっかりと解いておきました。
直前期の様子
私は2次試験が近づいてくるにつれて、やはり日に日にメンタルが追い詰められていったように感じます。
「このままの実力で本当に受かるのか、、?」
「この問題が解けなくて東大に受かるはずない!!」
そんなことを常に考える日々でした。
中でも一番精神的にしんどかったのは、2月中旬、友人が続々と国公立の推薦合格を決めていった時期です。
素直に合格をお祝いしたい気持ちもありましたが、やはりどうしても羨ましく思う気持ちを抑えることができませんでした。
そんな中でも、他愛のない会話で受験の辛さを忘れさせてくれた友人、面談で励ましてくれた先生方、そんな人たちに支えられて勉強を続けることができました。
そして何よりも、入試が終わってから
「あの時もっとやっておけば良かった、、」
そんな風に後悔することは絶対したくない!と自分に言い聞かせながら、ひたすらペンを動かし続けました。
2次試験本番
とうとう迎えた2次試験本番。そこに至るまでの私の心境についてお話しします。
前泊でハプニング!?
先ほども申し上げた通り私は兵庫県出身なので、東大受験をするにあたって前もって東京入りする必要がありました。
私の場合は少し特殊で、高校の先生に引率してもらい、学校単位での団体宿泊をしました。
私たちの場合は10人程度の団体だったのですが、新幹線で東京駅についた時、同じく東大を受験するであろう100人規模の団体と遭遇し、圧倒されたことを覚えています、、
受験前日は受験会場である東大の本郷キャンパスに下見に行き、その後は長時間勉強するということはせず、軽く古典単語や数学の典型問題の確認をしていました。
夜には兵庫に残った家族とビデオ通話しました。
共通テストの時と違い家族と離れてホテルの部屋で1人っきりでいるというのは非常に心細かったのですが、家族と話すことができてとても安心できました!
2次試験当日
2025年度も例年通り、2月25日、2月26日(理科三類は2月27日まで)に行われますね。
2次試験当日も、共通テストの時と同様に時間に余裕をもって出発しました。
受験会場の教室に入ると、周りの受験生は皆静かに勉強していました。
大声で騒いでいるような受験生はおらず、落ち着いて直前の確認ができると安心しましたが、それによってより一層周りの受験生が賢そうに見えてしまいました。
ここで私は、「この教室で自分が一番賢い!」と思うようにしていました。
このように言い聞かせることで余計な不安を取り除き、問題を解くことに集中できたので、この方法は非常にお勧めです!
試験が終わった昼休み、やはり試験の答えや出来について話す集団がいました。
その集団が話すことが正しいという確証などないので、真にうける必要は全くありません!
私はそのようなノイズを耳に入れないために、昼休みにはずっとイヤホンをして好きな音楽を聞くなどしていました。
ここで自分の好きなことをすることで、心を平常心に保つことが出来ました。
このように、2次試験では、とにかく自分が最大限の力を発揮できることを意識していました。
1日目の苦手な数学の手応えが非常によかったのですが、それでも油断することなく2日目の科目の復習を淡々とやっていました。
同じようにして2日目も終えましたが、得意なはずの理科と英語の出来がいまいちで、帰りの新幹線ではひどく落ち込んでいたことを覚えています。
2次試験が終わり、その後
2次試験が終わった後には卒業式などのイベントがあったのですが、その時には2次試験のことは一旦忘れて、それらのイベントを目一杯楽しむことに決めていました。
その後、各予備校に提出する再現答案の作成などを通して自分の回答と向き合うことになりましたが、自己採点の感触ではちょうど五分五分といった感じでした。
そして運命の3月10日、パソコンの画面に「合格」の2文字が見えた時には、自分の今までの努力が報われた気がして本当に嬉しかったです。
そして何よりもずっと応援してくれていた家族に恩返しができたのが一番嬉しかったです。
ちなみに私は感動のあまり鼻血を出してしまいました、、笑
終わりに
長くなってしまいましたが、実際の受験の流れについてぼんやりとでもイメージすることは出来たでしょうか?
この記事が少しでも受験生の皆さんのお役に立てば幸いです。
度々触れてきましたが、受験というものは自分1人の力でどうにかなるものではありません。
家族や友人、学校の先生など、たくさんの人の力を借りてこその受験だと思います。
自分を支えてくれる人々への感謝を忘れないようにしましょう。
残された時間も少なくなってきましたが、最後まで諦めずに頑張ってください。
応援しています!
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