みなさん、こんにちは!理科一類2年のM.M.です。
今回は、出願についてお伝えしようと思います。
……そう、何を受験するにしても出願しないことには始まりません。
出願は受験の第一歩ですので、ミスなく手続きを行う必要があります。
「あれ、まだ何も知らない…!」という方も「大体分かってるけど、見落としている点はないかな?」という方も、この記事を読んで共通テストや東大の出願への不安を解消してください!
※2023年9月上旬時点での情報ですので、内容が更新されている場合があります。
大学入試センターや東京大学のリンクをいくつか掲載していますので、最新情報はそちらからご確認ください。
共通テストの出願
まずは、共通テストの出願から見ていきましょう。
①受験案内を入手する
共通テストの志願票は「受験案内」という書類に入っているので、まずはこの「受験案内」を入手しましょう。
受験案内の入手方法は大きく2つあります。
大学の窓口での受領とテレメールでの郵送です。
大学での配布期間は9月1日から10月5日、郵送の請求受付期間は8月1日から9月24日です。
郵送の場合は、送料215円が必要となります。
現役生の場合は学校から案内があると思うので、先生に確認してみても良いでしょう。
また、受験上の配慮が必要な受験生は「受験上の配慮案内」も入手しましょう。
大学入試センターのホームページからダウンロードするか、郵便で請求することで入手できます。
②志願票に記入する
続いて、受験案内に同封されている志願票を書いていきます。
志願票には第Ⅰ面と第Ⅱ面があります。
第Ⅰ面には受験者の基本情報を記入する欄、第Ⅱ面には受験科目をチェックして検定料の受付証明書を貼る欄があります。
受験案内の19〜22ページを参照しながら必要事項を記入していきましょう。
早速志願票に書きたいところですが、その前に志願票をコピーして下書きすることをお勧めします。
取り返しのつかないミスをしてもう一回受験案内を取り寄せる、なんてことにならないためです。
下書きを正しくかけているか確認したら、いよいよ実際の志願票にボールペンで記入していきます。
誤字をしたら、二重線で訂正しましょう。
また、個人的な意見ですが、成績通知は希望しておくのがおすすめです。
800円余分にお金がかかり、通知が来るのも4月になってからではありますが、自分の点数を証明する書類があると思い出の品になります。
(僕は共通テストの点数がよかったので、たまに見返してしまいます笑)
③検定料を支払う
検定料は受験科目数と、成績通知を請求するかどうかで変わります。
2教科以下なら12000円、3教科以上なら18000円です。
成績通知を請求すると、そこに800円を追加した金額を払うことになります。
受験料を準備したら、ゆうちょ銀行・郵便局か払込書裏面記載の銀行に行きます。
ATMでは振込みができないので、窓口で直接払いましょう。
また、返してもらったDとEの紙は今後必要なので大切に持って帰りましょう。
払込期間は9月1日から10月5日です。
④出願書類の提出
検定料を支払ったら、まずはEの検定料受付証明書を志願票の第Ⅱ面にしっかり貼り付けましょう。
Dの方は本人の控えなので大切に保管してください。
この後は、令和6年3月に高校卒業見込み、つまり高校3年生かどうかで手続きが異なります。
令和6年3月に高校卒業見込みであれば、記入・貼付の済んだ志願票を学校に提出します。
それ以外の人、つまり浪人生や高卒認定を受けた人、あるいは外国の高校を卒業した人などは、志願票に加えて出願資格の証明書類を受験案内に同封されている封筒に入れ、簡易書留郵便で郵送します。
出願期間は9月25日から10月5日(10月5日消印有効)です。
ただし、学校でとりまとめる場合は学校から締切が決められると思うので、そちらを守るようにしましょう。
正しく出願手続きができていれば、10月25日までに確認はがきが届きます(学校経由の出願であれば学校に送付されます)
また、受験票や受験上の注意などは12月14日までに送付されます(こちらも学校経由の出願であれば学校に送付されます)。
これまでのまとめ
ここまで、共通テストの出願についてざっと見てきました。
大学入試センターのサイトに詳細が書かれているので、必ず確認してください。
なお、みなさん知っているとは思いますが今年度の共通テストは1月13日・14日です。
頑張ってください!
東大の出願
続いて、東大の出願について見ていきます。
一般入試
まずは一般入試から。
今年度の出願についてはまだ詳細な発表がないので、昨年度の出願の流れを追っていきましょう。
東大の出願は共通テスト後に行われます。
そして、昨年度からはウェブ出願システムによる出願が実施されています。
手続きの流れは以下の通りです。
ウェブ出願システムに出願者情報などを入力・登録します。
登録後48時間以内に検定料17,000円を支払います。
支払い方法はクレジットカード、コンビニエンスストア、ペイジーから選択できるようです。
情報登録と支払いが完了したら、出願に必要な書類を送付します。
ウェブ出願システムでA4用紙に印刷した出願確認票に共通テストの受験票にある大学入学共通テスト成績請求票(国公立前期日程用)を貼り付けたものと、学校からもらう調査書を封筒に入れ(理科三類を受験する場合は志望理由書も同封します)、書留速達郵便で郵送します。
なお、今年度の出願期間は1月22日から2月2日です。
現在公開されている募集要項はこちらです。
令和6年度 東京大学入学者募集要項|東京大学 (令和5年7月更新)
募集要項は11月頃に更新され、詳細な出願手続きなどが明らかになる予定なので、以下のページもチェックしておきましょう。
そして、みなさんご存知だとは思いますが、今年度の一般入試は2月25日・26日(理科三類受験者は27日も)です。
ここが一番の山場なので、ここを見据えて勉強に励んでください!
推薦入試
続いて、推薦入試の出願を見ていきましょう。
正式名称は「学校推薦型選抜」ですね。
こちらの募集要項はすでに公開されています。
令和6(2024)年度 東京大学学校推薦型選抜学生募集要項|東京大学
推薦入試の場合は、出願の手続きが少し複雑です。
インターネット入学志願票を作成します。 ここには志願者情報や顔写真を入力します。
そして、志願票作成後に表示される「提出用書類」を保存します。
続いて、検定料17,000円の支払いです。 一般入試と同様、情報登録後48時間以内に支払いを済ませる必要があります。
上記①で保存した「入学志願票」と、志願者が作成する「学校推薦型選抜志願書」、「学部が求める書類・資料」、学部が求める書類・資料一覧(Excelデータ)を学校に提出します。
ここまでが、志願者本人が行う手続きです。
この後は、学校が必要書類を取りまとめて提出してくれます。
このように、推薦入試の出願には学校との連携が欠かせません。
先生とよく相談・連絡をしましょう。
なお、インターネット志願票の作成期間は10月16日から11月7日17時、学校による書類提出期間は11月1日から11月7日17時です。
学校推薦型選抜に関する情報はこちらのページをご確認ください。
また、推薦入試を受けるか迷っている方は、推薦入試を受けた学生の書いたこちらの記事も読んでみてください!
最後に
ここまで、共通テストと東大の出願について見てきました。
出願する段階でミスしてしまっては元も子もないので、間違いのないよう慎重に進めていきましょう!
また、最新情報を得るために、東大や大学入試センターのサイトをこまめにチェックすることも重要です。
それでは、みなさんと春に東大でお会いできることを楽しみにしています。
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