共通テスト、お疲れさまでした
こんにちは。
今回のブログを担当する、東京大学文科二類一年のS.Sです。
まずは受験生の皆さん、共通テストお疲れさまでした。
僕がこの記事を執筆しているのは、2022年12月31日、昨年の大晦日です。
そんなわけで、今年の問題をチェックすることはできていませんが、簡単なテストではなかったはずです。
実力を発揮できた人もそうでない人も様々いらっしゃるかと思いますが、まずはきちんと共通テストを受験し終えたことが何より素晴らしいことだと思います。
本当にお疲れさまでした。
二次試験まで、最後の一ヶ月
共通テストが終わったと言っても、東大入試はまだまだ終わりません。
むしろ、ここからが本当の勝負ではないでしょうか。
皆さんにとっても常識だとは思いますが、東大入試の満点550点のうち、共通テストが占めるのは”5分の1”の110点です。
残り440点分の行方は全て、二次試験当日に決まります。
ですから、共通テストでうまくいってもそうでなくても、二次試験こそ本当の勝負であることには変わりないのです。
この記事では、そんな「本当の勝負」に向けて、僕が受験生のころに何をしていたのかを紹介していきたいと思います。
もちろん、これまで皆さんは皆さんなりのやり方で学習してきたことかと思いますので、僕の話は参考程度に、「そういう人もいるんだなあ」くらいに読んでいただければ幸いです。
もし、この記事が少しでも皆さんのお役に立てたならこれほど嬉しいことはありません。
それでは少しばかり、お付き合いください。
最後の一ヶ月で僕がしたこと
①概観
僕の最後の一ヶ月について全科目に共通するのが、とにかく過去問を解いて解いて解きまくったことです。
これはおそらくほとんどの受験生に当てはまることだと思いますが、共通テスト前になると、どうしても共通テストの勉強に時間を取られ、二次試験のための学習が疎かになってしまいがちです。
そのブランクを払拭する、そしてこれまでに積んできた基礎的なトレーニングを実際に問題を解くことへ応用することに慣れていくためにも、とにかく大量に過去問を解きました。
↑僕は赤本を使っていました。
また、手に入れられる範囲の過去問を全て解ききってしまったあとは、予備校が出版している予想問題集にも手をつけました。
様々な予備校がそのような問題集を出版しているので、どこのものが良いかは先生や同級生と意見交換すると良いかと思います。
参考程度に、僕は駿台の東大実践の過去問を集めた問題集を使っていました。
②英語
とにかく赤本を解きました。
筆記、リスニングともに赤本に収録されている分(20年以上)を完遂した上で、前述した駿台実践の過去問集も解きました。
また、高校の先生に添削をお願いし、文法から構成に至るまで、細やかに指導していただきました。
③数学
こちらも、赤本で27年分を解き切ったのち、駿台実践の過去問集を完遂しました。
数学を学習する上で意識したのは、とにかく時間に厳しく演習する、つまりタイムプレッシャーをかけて自分を追い込むということです。
個人的な話ですが、東大入試は、全科目時間に猶予がないイメージで、とりわけ数学はそのイメージが強いです。
そのような中できちんと点数を取るために、数学ではほかの教科以上に、時間を意識した学習を心がけました。
④国語
こちらもまた、とにかく過去問を解きました。
現代文については、「世界一わかりやすい東大の国語『現代文』」というKADOKAWAが出版している参考書を使用しました。
現代文で何をやれば良いかわからないという方には、おすすめしたい一冊です。
解答をどのように構成するかを「手順」として教えてくれるのがこの参考書の良いところかと思います。
古文、漢文に関しては夏からの演習を含めると計45年分くらいの過去問を解きました。
もし、時間があればお試しください。
⑤社会
僕は日本史、世界史選択でしたが、やはり過去問を解きに解きました。
日本史は、模範解答を読みながら自分で採点していましたが、世界史については高校の先生に添削をお願いしました。
また、僕は赤本以外の参考書は用いず、知識の補完、確認には全て教科書を利用していました。
僕は教科書こそ、日本史、世界史問わず、論述を解くことにおける最強の一冊だと思っています。
ぜひ、論述問題の模範解答と教科書の記述を見比べてみてください。
いかに教科書が素晴らしい教材であるかが一目でわかるのではないかと思います。
↑ボロボロになるまで使い込みましたね。
最後に
この記事では、僕の受験前最後の一ヶ月を振り返ってみましたがいかがだったでしょうか。
やはり、この一ヶ月は演習量がものをいうと思いますので、悔いのないように最後まで頑張ってください。
また、何よりも大切なのは体調です。
勉強のしすぎで体調を崩してしまったのでは元も子もありませんので、睡眠時間を確保したり、食事をきちんと取ったりするなどして体調にはくれぐれもお気をつけください。
最後に、読者の皆さん全員が、喜ばしい結果を手にすることを心より願っております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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