みなさんこんにちは!理科二類2年のY.K.です。
私は、進学選択を経て理学部情報科学科に進学することが内定しています。
東京大学では、2年生の前期が終わった段階で、自分の希望やそれまでの成績を元に後期課程で学ぶ学部学科を選択する「進学選択」という制度があります。
今回は、この夏に進学選択を経験した私が、どのようにして学部を選んだのか?ということを中心にお伝えできればと思います。
進学選択の制度の概要について知りたい方は、こちらの動画をご覧ください。
1年生の春学期ー森林に興味を持つ
私は、高校時代は漠然と農学部に興味があったので、理科二類に進学しました。
そこでまず、森に研修へ行く授業を履修したのですが、この授業で「森林って面白そう!」と思いました。
これは、地方から上京した自分にとって小さい頃から身の回りにあった問題と授業で扱われた内容が非常にリンクしていて、主体性を持って学ぶことができたからでした。
その後、1年生の秋学期にも同じく森林について学ぶことのできる授業を履修したり、また1年生の秋学期に参加していた自主ゼミで同じような問題意識を持つ同級生に出会い、一緒にプレゼン発表をするなどしました。
色々なことを学ぶ中で自分が感じたのは、森林分野でのデジタル技術の進歩がまだまだ進んでいないということです。
農業ではIoTなどが盛んに取り上げられていますが、森林ではそれほど盛り上がっていないということを感じました。
そこで、情報技術についても学んでみたいなと思うようになりました。
1年生の夏から秋にかけてープログラミングを学ぶ
1年生の夏から学生団体に所属しているのですが、そこでプログラミングを教わりました。
先輩が私の吸収が早いと褒めてくださったので、やる気が出て様々なことを学んでいきました。
1年生の秋学期には機械学習を学ぶ講座を受講したり、実際にアプリなどを作成するコンペに出場したり様々な体験をして、プログラミングが楽しいと感じるようにもなりました。
2年生
そして2年生になり、どの学部学科に進むのが良いのかを本格的に考えるようになりました。
森林について学ぶか、情報技術について学ぶか。
情報について学ぼうとした場合、後期教養学部や理学部、工学部それぞれに情報を扱う学科があるため、どの学科を選ぶのが良いのか。
様々な先輩にお話を伺ったり、各学部の説明会に参加したり、自分が本当にやりたいことは何なのかをじっくり考えました。
そして、最終的に、森林だけではなく様々な場面に対処しうるような情報全般の技術力をつけたい、と考え至り、理学部情報科学科を第一志望とすることにしました。
そして、無事に内定することができました。
そして現在
現在、後期課程に備えた専門科目の授業を履修するようになりました。前期教養学部での授業に比べて専門性が高く、難しい内容も多いですが、自分の興味のある内容なので非常に楽しく過ごすことができています!
私は希望の学部や学科が何度も変わり、またたくさん悩んだのですが、最終的に満足のいく選択ができたと感じています。
終わりに
ここまで進学選択の体験談をみてきましたが、いかがでしたでしょうか?
進学選択は、これからの人生を決める上でも非常に大切な場面です。
興味のある学部や学科がある方はその学部学科へ進学しやすい科類を受験する、まだ興味が定まっていない方も様々なことに挑戦をして、自分が納得のいく進路選択をしていただきたいなと思います!
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