みなさんこんにちは!文科二類2年のN.M.です!
ぐんと気温が下がってきて、日の入りもどんどん早くなってきました。
秋の日は釣瓶落としとはよく言ったものですね。
季節の移ろいを感じる度にどんどんと受験も近づいて来ている!
受験生の頃は、そんな焦りに駆られていたのを覚えています。
さらにこの時期は、東大模試の結果が返ってきてますます不安を感じている人もいるかもしれません。
そこで今回は、先週の駒場祭の記事とは打って変わって、返却された模試(東大模試)との向き合い方をお伝えしようと思います。
なるべく実際に役に立つ具体的な話をしようと思うので、息抜きがてら読んでみてください!
僕は現役の時は理系、浪人の時は文系であり、それぞれで選択していた科目に関して述べますが、全ての教科は網羅出来ないことをご了承ください。
国語(現代文)
現代文は復習が難しい科目の一つと言ってよいでしょう。
現代文は予備校によって解法や解答の雰囲気がかなり異なり、同じ予備校内でも関西と関東で大きく解答方針が異なることもあります。
そしてあの過去問解説は質が高く、これは質が低い、と言ったように、予備校によって質の高低があるのも事実です。
みなさんが塾などに通っておらず、何となくでしか現代文を解いたことがないのであれば、一番抽象的に書かれている解法を参考にすれば良いかと思います。
しかし、既に自分の中に解法が確立されているのであれば、それほど復習に固執する必要はないです。
国語(古典)
大手予備校の古文漢文科が作る模試は概してクオリティーが高いと言って良いでしょう。
問題が大学の出すものに似ているという意味ではなく、基礎の確認に主眼が置かれているため、復習をすれば文法や知識がきちんと学べるのです。
普段なかなか意識することが出来ない、どういうところに注目すれば解けるのかといったことも書かれている可能性があるので、是非丁寧に復習してください。
数学
数学は全科目の中で最も復習の価値があると思います。
その問題に関する解説が丁寧に書かれているだけでなく、他の問題にも活かせる一般的な考え方が書かれていることもあります。
質の高い参考書だと思っておくと良いでしょう。
「なぜその解法を思いつくのか」を徹底して分析してください。
英語
英語は、英作文が特に復習の価値があると思います。
短時間でどういう頭の使い方をすれば解答できるようになるのか、丁寧に解説を読んでください。
特に文系教科は、実際の東大入試とは雰囲気が異なりがちなので、何度も解き直す必要はあまりないです。
それよりは過去問をきちんと毎年丁寧に分析する方が良いと思います。
物理
物理は現代文と同じく捉え方がある程度割れる科目です。
一番の問題は、微分積分を現象理解に用いるかどうかです。
東大模試によっては恐ろしいほど微分をしまくって解説をするものがあり、現役時代塾に行っていなかった僕は怯えていた覚えがあります。
高校物理の範囲を逸脱しているとはいえ、東大の場合は平気で微分を求めてくるので多少の理解は必要ですから、頑張って読んでみるのも手ではあります。
ただ、全く物理を微分で習っていない場合は全てを理解する必要はないかと思います。
どちらにせよ、世の中に出回っている問題集が少ないのが物理という教科であり、概して東大模試の質は高いので何回も解いて自分の現象理解を深めていってください。
化学
化学は問題、解説ともにクオリティーも高いですし、復習する価値が高い教科です。
特に補足することもないかなと思います。
日本史
知識で解けるものと、知識ではなく読解や理解で解くものと、これまた模試によってカラーが出がちな教科です。
他の教科に比べて当日の入試問題を当てにいっている感がある教科なので、自分だけ復習していなくて本番同じような問題が出てしまって困る、といったことがないようにしておきましょう。
解説は膨大に書かれているので読み物としても価値があります。
地理
東大用の地理の参考書は刊行年の古いものしかないため、模試の解説は貴重な参考書としての役割を果たすと思います。
模試によっては動画解説に一般的な時間の使い方や要素の盛り込み方など、東大対策らしい解説がされていると思うので、そちらも大いに活用してみてください。
終わりに
本番が近づいてきて緊張感が高まってくる頃かと思いますが、丁寧に一つずつ学びとる以外に攻略法はありません。
とにかくたくさんの参考書に手を出すのも必要ですが、復習の価値があるものに関しては丁寧に何度も触れることを忘れないでください。
応援しています!!
お知らせ
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次回は【12/7】進学選択についてお届けします!