2022-13 共通テスト体験記

2022年1月5日水曜日

共通テスト 受験勉強

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受験生の皆さん、はじめまして。文科一類1年のS.S.です。実はこれが初めてのブログです。個人的な体験談ではありますが、皆さんのためになる情報発信を心がけていきたいと思います。


今回のテーマは、「共通テスト体験記」です。皆さんは全国で2回目の共通テスト受験生となるはずです。いくら2回目だとはいえ、センター試験に比べたら歴史が浅く、傾向などが掴みづらいと不安に思う方も多いでしょう。


共通テスト1回生の私の立場から、実際にどんな感じだったかを伝えられたらと思います。


今までの勉強方法で太刀打ちできるかなあ…

共通テストは思考力などを問う問題が多いということは皆さんももうお分かりでしょう。センター試験がただ知識を聞いたり、それを「試験問題」として応用させる問題だとすれば、共通テストはそれらに加えて、知識を「日常生活」に応用させる問題だといえるでしょう。


聞かれている内容を解きほぐしていけば、本質的にはセンター試験と変わらないのですが、難しいのは何を聞きたいのかを読み取る力だと思います。私も受験生の時に学校で演習などをやりましたが、試験時間中にドツボにハマると本当に抜け出せなくなりました。特に苦手だったのは数学です。「与えられた情報から何を導くのかわからない…!何を聞きたいんだろう…」となってしまうと時間がどんどんすぎ、焦るという悪循環に陥ります。


こうならないようにするために何か特別な準備がいるかといえば、私はいらないと思います。強いていうなら、基礎を盤石にすることと、慣れです。焦ってしまって公式を間違えるとか、単語の意味をど忘れしてしまうようなことがないようにすること。あとは多くの出版社が共通テスト対策問題を出していますから、それらを存分に使って似たような問題のストックを自分の中に作るといいでしょう。


私もそうでしたが、「記述は得意だけど、マークになるとできない」という人が一定数いると思います。その逆だと基礎ができていない恐れがありますが、単に共通テスト模試で点が取れない状態であればそこまでの心配はいりません。本番は火事場の馬鹿力で点が伸びることもあります。実際私は高校3年生の間中、「9割取らなきゃ…」と半ば強迫観念に囚われ続け、それでも一度も達成できませんでした。しかし、本番受けてみたら取ったことのない高得点で、すごく驚きました。


もう1月、直前期はどう過ごすの?

直前期になってくると、そわそわして何も手につかない人がいます。冬休み明けは、私の周りもそうでした。自分がそうでなくても友達がそうだとなんだか落ち着きません。でも、それはあまり良くありません。勉強できていないという意識があると、さらにそわそわする原因になります。時間は全員に平等ですから、少しでも多く勉強する方が安心できます。同じく落ち着かない友達を誘って勉強するのもいいと思いますし、学校の自習室など集中できる環境に身を置くのもいいです。


個人的な話で恐縮ですが、私の1月の過ごし方をご紹介いたします。まず、1月はもう模試がなかったので、元旦からZ会でから出版されている共通テストの緑パック模試をやりました。少し難しいので、点が取れなくても心配しなくて大丈夫ですし、逆に取れたら自信になる問題集です。世の中が休日モードだと、逆に勉強するモチベーションが上がっていました。3が日が明けると学校が開いたので、自習室に行って勉強したり、先生とおしゃべりしたりしていました。学校が始まると授業は共通テスト一色で、一日中マークの問題を解かされて疲れました(笑)。本番数日前から当日の生活リズムに合わせた生活をし、試験中に最高のコンディションになるようにしました。


二次試験の勉強はどうするの?

直前期は共通テスト勉強に専念して、論述は後に回すべきなの?という疑問については、Noだと思います。全く記述をやらないでいると、かなり勘が鈍ります。かといって、「模試でできてるし、マーク対策はしなくていいや」と記述ばかりしていると、共通テスト特有のスピード感を忘れてしまいます。そのため、マーク式に比重を置きつつ、記述もやるということが重要です。マークに飽きたら記述、記述に飽きたらマーク…という繰り返しで勉強するといい塩梅だと思います。時間が取れない時はマークの勉強をするか、改めて単語帳を見るなど基礎固めをすると両方の対策になります。


いよいよ前日!準備しなきゃ!

ここからは持っていくものなどの話をしたいと思います。私が必要だと思ったものをリストアップしてみます。

  • 受験票(当たり前すぎて忘れることも。忘れても会場で処理できる場合も。)

  • 筆記用具(鉛筆、消しゴム、シャーペン、芯など。いつも使っているもので。)

  • マスク(苦しくないもので。鼻を出していると注意されるかも?)

  • ティッシュや目薬(いつも使っていれば。)

  • 防寒具(腰にカイロをはると足まであったかい。膝掛けも◎)

  • 参考書(空き時間に読むもの。翌日の教科のもあると良い。多過ぎ注意!)

  • いらない紙(机がガタガタしていたら、「試験官の許可を得て」挟む。)

  • その他お守りなど

その他自分でよく確認して、忘れ物のないようにしましょう。あとは試験会場までの行き方を確認して、悪天候(特に雪)の際にはどうするのか、計画を練っておきましょう。


どきどきの本番!

当日はいつも通りの気持ちで臨みましょう。難しい問題に当たってもみんなそう思っているはずです。「去年の過去問と全然違う!」なんてことだって、あるかもしれないのです。難しくても、なんとか解いてやろうと食い下がったり、楽しんだりするくらいの余裕で行きましょう。私も苦手な数学を解きながら、「作った人、頑張ったんだろうなあ」と思いを馳せました(笑)。そうすると自然と問題が語りかけてくれることもあるのです。


私の場合は母校が会場で、同じ学校の友達もたくさんいました。今でも覚えているのは、英語の試験(傾向が大きく変わり、難しかったという人が多かった)のあとで、お手洗いに並んでいる時、知り合いがみんな沈んだ顔をしていたことです。特に東大受験生の場合、自分ができなければみんなほとんどできないものです。「どうだった?」は禁句ですが、たわいもない話をしているうちにみんな笑顔になって、次の日も頑張ろうと言い合えました。


応援してます!

以上アドバイスでした。みなさんが当日に自分の最大限の実力を発揮できますよう、心からお祈りしています。


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