はじめに
こんにちは、KTです。
ふと気がついたら、大学1年生も半分が終わって久しく、少し唖然としている今日このごろです。
すっかり寒くなり、新型コロナウイルス感染症の陽性確認者数も増える中、しっかりと体調管理を管理することが例年以上に求められる情勢となってきました。
マスク着用、三密の回避や手洗い・うがいの徹底など、自分が戦いやすい状況を自分自身で整えることを、これからも意識してくださいね。
模試について
さて、東京大学を目指す受験生の皆さんの多くは、いわゆる「冠模試」と呼ばれる大手予備校の模試を受験されたと思います。
模試の受験が終わった方々は、お疲れさまです。明日、明後日にあるという方は、頑張ってください。
冠模試というものは、受験生の皆さんが特に力を入れて受験するものだと思います。
模試が終わった皆さんの中には、やりきった感があって燃え尽きてしまったり、思うように実力が発揮できず、落ち込んでしまったりしている方も、いるかも知れません。
ですが、月並みな表現ではありますが、「模試はあくまで模試」です。むしろ、その後のことに目を向けてほしいです。
その後というのは、ずばり復習をすることです。
なるべくタイムラグを作らずに、速やかに自分が受験した教科の復習を行ってください。
自分の現状を客観的に分析し、弱点を探り出して対処するというプロセスは、大学に入った後もずっと必要になることです。模試の復習をする際に、自分が意識していたのは、問題に出たところに加えて、その周辺の関連知識もまとめて確認することです。
派生していく知識をつなぎ合わせる作業は、やってみるとなかなかおもしろいものです。
せっかく受験料を払って模試を受けたのですから、受けて終わり、ではなく、それこそ骨までしゃぶる勢いで、徹底的に利用してやろうではありませんか。
また、秋のこの時期は、長い夏を終え、来る戦いの冬に向けて準備する移行期間です。私自身は、秋の前半は学校行事に力を注ぎ、ちょうど今ぐらいの時期から再び受験勉強に全力を注ぐようになっていました。
(この時期から鉛筆消費量が増えました)
過去問について
具体的には、10月後半から11月前半にかけて、各教科で過去問演習を本格的に始めました。
それまでは、別の問題集などの演習に時間を割いており、それが終わるのが想定より遅れてしまった結果、この時期となりました。
受験生全体の中では、少し遅い方のように思われますが、大学受験が終わってから振り返ると、過去問演習は充実していたと感じられます。
ですので、まだ過去問演習に入っていない方、またはつい最近過去問をとき始めた方も、「他の人より遅れているから」という理由で焦りを感じる必要は全くありません。
人それぞれにあったペースがあります。むしろ、闇雲に量をこなそうとするよりも、一回一回の質を上げることを意識してください。
質を上げることを意識する、と書きましたが、それでは私はどのように過去問を活用していたか、触れようかと思います。
なお、「この方法が質の高い活用法だ!」などと豪語するつもりは毛頭ありませんので、参考程度に読んでみてください。
まず、過去問を説いたら、自分以外の第三者に添削をしてもらっていました。
東大の場合、文科・理科を問わず、入試問題は論述形式が中心です。自分で採点することは不可能ではありませんが、次第に独りよがりな解答に陥ってしまいがちです。
私は、学校の先生に解答の添削と解説をお願いしていました。
そして、添削と解説を受けた後は、自分でもう一度見直し、復習を行っていました。
模試のところでも述べたように、出題内容に加え、その周辺の知識も総復習するつもりで確認していました。
また、それらの内容を教科ごとにノートにまとめることを習慣にしました。
過去問演習を重ね、最終的に出来上がった復習ノートは、自分だけのかけがえのないものであり、受験会場に行く電車の中での最後の確認に使用することができました。
もうお気づきの方もいらっしゃると思いますが、要するに私が伝えたいのは、復習を大切にしてほしい、ということです。
入試本番が近づいてくると、焦りを感じ、むやみにいろいろなものに手を出して、復習が疎かになりがちだと、よく耳にします。
ですが、問題と向き合う時間をしっかり取り、丁寧に演習を重ねていくことが、実力を養う最良の方法ではないか、と私は思います。
特に、過去問は東京大学が示してくれる数少ないヒントです。存分に過去問と対話してください。
最後に
最後になりますが、あなたが受験勉強をする上で、あなたの周りには、それを支えてくれる人たちが存在します。
それは、家族だったり、友人だったり、恋人だったり、学校や予備校の先生だったり。いろいろな人がいると思います。
彼らへの感謝を、忘れないでください。
また、この先、辛くて、苦しいときが来ると思います。
そんなとき、周りの人と会話をすること、これを大事にしてください。人と話をするだけで、気持ちがすっと、楽になるものです。
試験を解くのはあなた一人ですが、そこまでの道のりは、あなたは一人ではないのです。
未曾有のコロナ禍での入試は、どの様になるのか、見通すことはできません。
ですが、こんな不透明な状況下でも、自分を信じて戦えるよう、残りの数カ月間、全力で力を磨いてください。
願わくは、来年の4月に、皆さんをキャンパスで迎えられますように。